一時帰国を10回以上したことのあるサトです。
一時帰国の際には今は格安SIMを使っていますが、ポケットWi-Fi型を使ったこともあります。
両方使った経験から、ポケットWi-Fi型の良い点と悪い点も浮き彫りになりました。
この記事では、一時帰国にポケット型Wi-Fiを使うメリット・デメリットを解説します。
先に結論を書いておくと、次のとおりです。
詳しくは、続きをお読みください!
一時帰国にポケット型Wi-Fiを使うメリット
ここでは、一時帰国でポケット型Wi-Fiを使うメリットを詳しく紹介します。
次の2点です。
順に見ていきましょう。
スマホのバッテリーを気にしなくてもいい
まず、ポケット型Wi-Fiを使えば、スマホのバッテリーを気にする必要はありません。
スマホでテザリングをしていると、電池をかなり消費します。
スマホの電池が切れると、かなり大変なことに……!
スマホは連絡手段としても、なくてはならない存在ですからね。
一時帰国中に、友だちと約束をしているときなんかだと致命的です。
そのあたりを気にしなくてもいいのは、ポケット型Wi-Fiのメリットと言えます。
スマホのSIMを差し替えなくてもいい
それから、ポケット型Wi-Fiだと、スマホのSIMを差し替えなくてもネットができます。
格安SIMを日本で使おうと思うと、海外で使っているSIMをスマホから取り出して、入れ替えないといけません。
ポケット型Wi-Fiを使うと、SIM入れ替えの「ひと手間」を省くことができます。
ただし、格安SIMでもeSIMを使えばSIMを差し替える手間はなくなります。
一時帰国にポケット型Wi-Fiを使うデメリット
次に、一時帰国にポケット型Wi-Fiを使う4つのデメリットを解説します。
次の4点です。
順に見ていきましょう。
高くつく
まず、ポケット型Wi-Fiは格安SIMに比べると高くつきます。
端末を買ったり、レンタルしたりするのにお金がかかりますからね。
また、料金も格安SIMに比べると高めです。
例えば、わたしはギガ数が無制限で使える楽天モバイルを使っています。
その楽天モバイルと、ポケットWi-Fiの比較表はこちら。
初期費用 | ギガ数 | 料金/週 | 料金/月 | 送料 | 端末受取 | 端末返却 | 罰金 ※1 | 公式サイト | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Global | 0円 | 無制限 | 3,840円〜 | 6,000円〜 | 0円 | 空港/宅配 | ポスト | 40,000円 | 公式サイト |
どっと | 0円 | 無制限 | 4,880円 | 9,894円 | 1,067円〜 | コンビニ/空港/宅配 | 宅配/空港/ポスト | 40,000円 | |
縛りなし | 3,300円 | 10GB〜90GB | プランなし | 1,890円/ 90GB: 3,980円 | 10GB:1,340円〜 | 宅配 | 宅配 | 19,800円 | |
レンタル屋 | 0円 | 20GB〜100GB | 3,120円/ 100GB: 4,720円 | 20GB:5,850円/ 100GB: 8,850円 | 20GB:1,100円 | 空港/宅配/店舗 | ポスト | 35,200円 | 公式サイト |
楽天 | 0円 ※2 | 3GB〜無制限 | プランなし | 1,078円〜3,278円 | – | 宅配 | 不要 | – | |
どこより | 8,800円 | 1.5GB/日 | プランなし | 3,960円 | – | 宅配 | 不要 | – |
※1:端末が故障した場合の罰金です。
※2:端末の料金。手持ちのスマホが使えるため、0円としています。
表を見ても分かる通り、楽天モバイルがいちばん安く済みます。
楽天モバイルは3,278円/月で使い放題。
どこよりもプリペイドWiFiは3,960円/月なので、この時点で楽天モバイルには勝てません。
縛りなしWiFiは「1,890円/月」が目を引きますが、これは10GBのプランですし、初期費用の3,300円を考えても高くつきます。
WiFiレンタルどっとこむは、1週間で5,000円近くかかりますし……。
このように、ポケット型Wi-Fiより格安SIMのほうがかなりおトクです。
楽天モバイルのポケット型Wi-Fiは例外?
ただし、楽天モバイルはポケット型Wi-Fiで契約することもできます。
端末はポイント還元で実質ゼロ円で、料金は先ほどの表と同じ。
どうしてもポケット型Wi-Fiがいいなら、検討してみてもいいかもしれません。
ただ、これから紹介する以下のデメリットはつきまといますので、ここは考えどころです。
- 管理する端末が増える
- 電話やSMSはできない
本体の返却などの手間が発生する(レンタルの場合)
ポケット型Wi-Fiをレンタルすると、受け取りや返却の手間が発生します。
受け取りは格安SIMを契約した場合も必要ですが、返却のことまで考えると「面倒やな……」と思ってしまいます。
一時帰国中は、日本での時間をできるだけ楽しみたいですからね。
この点、格安SIMを契約しておけば、そのまま海外に持っていくだけでOK。
快適さが全然違います!
管理する端末が増える(購入した場合)
ポケット型Wi-Fiの端末を購入したら購入したで、管理するモノが増えてしまいます。
海外で使わないのならなおさら、ムダな心配事が増えることになるのでおすすめできません。
ちなみに、わたしが以前使っていた端末は3Gまでにしか対応していなかったりします。
たまの一時帰国のためにわざわざ買い換えるのもアホらしい……。
この点は、格安SIMをSIMフリーのスマホで使えば一瞬で解決!
スマホは海外でも毎日使えますし、もはや必需品なので、買い替えにも抵抗は少ないでしょう。
電話やSMSはできない
最後に、ポケット型Wi-Fiを契約していても、電話やSMSはできません。
「Wi-Fi」のためのものなので、当然ですね。
格安SIMなら日本でネット・電話・SMSができるだけでなく、海外でもSMS認証がクリアできます!
以上を踏まえると、わたしがポケット型Wi-Fiではなく、格安SIMを使っているのにも納得いただけたのではないでしょうか。
次項で、おすすめの格安SIM3社を紹介します。
おすすめの格安SIM3社
わたしは5社以上の格安SIMを使った上で、今は次の3社を併用しています。
3社を比較した表は、次の通り。
LINEMO | HISモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 0円 |
維持費/月 | 990円 | 290円 | 1,078円 ※1 |
3GB/月の料金 | 990円 | 770円 | 1,078円 |
20GB/月の料金 | 2,728円 | 2,190円 | 2,178円 |
海外で申込 | 可 ※2 | 可 ※2 | 可 ※2 |
海外で解約 | 可 | 可 | 可 |
電波 | いつでもどこでもネットが速い | ネットが遅くなる時間帯も | 人口カバー率が少し低い |
海外での利用 | ネット/通話/SMS可 | 通話/SMS可 | ネット/通話/SMS可 |
利用停止 | なし | なし | あり |
その他の特長 | LINEを使ってもギガ数が減らない | 初期費用は特典でまかなえることも | 海外→日本に無料で電話し放題 |
おすすめ度 | |||
公式サイト |
※1 楽天モバイルの維持費は、2022年10月まで実質ゼロです。
※2 申込は海外で、利用開始(開通)の手続は日本で行います。
個人的にはこの順位ですが、どれがベストかはケースにもよります。
かんたんな選び方は次の通りです。
ポケット型Wi-Fiのようにデータ通信をガンガン使いたいなら、楽天モバイルがいちばんかもしれません。
さらに詳しい選び方については、15社以上のSIMを比較した記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、一時帰国にポケット型Wi-Fiを使うメリット・デメリットを解説しました。
メリット・デメリットは、次のとおりでしたね。
個人的には、一時帰国には格安SIMのほうがおすすめです。
ご参考になれば幸いです!