一時帰国を10回以上したことのあるサトです。
一時帰国中は電話番号があると、何かと便利。
友人・知人との連絡はLINEで対応できますが、病院やお店などから電話を受ける場面はまだまだあります。
また、SMS認証にも電話番号が必要です。
この記事では、一時帰国用に電話番号を取得する3つの方法を紹介します。
結論から言うと、次の3つです。
いちばんのおすすめは、格安SIMの契約です。
詳しくは続きをお読みください。
一時帰国用の電話番号を取得する3つの方法
一時帰国用の電話番号を取得する方法は、次の3つです。
電話番号つきのプリペイドSIMは10,000円以上と高くつきますし、本人確認が必要ですぐに使えるわけでもありません。
また050番号はSMS認証ができない上、別途インターネットができるSIMを準備しないといけません。
一方、格安SIMなら基本使用料が月300円以下のものもあり、通話・ネット・SMSまで使えるのが魅力です。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
電話番号つきプリペイドSIMを使う
一時帰国用に電話番号を取得する方法の1つ目は、電話番号つきのプリペイドSIMを使うことです。
ただ、個人的にはメリットを感じないんですよね……。
デメリットは次のとおりです。
冒頭にも書いたとおり、最大のデメリットは高いことです。
基本的に、10,000円以上はしますからね……。
次のSIMも例外ではありません。
格安SIMでおなじみのHISモバイルも、電話番号つきのプリペイドSIMは14,800円もします。
また、プリペイドSIMであっても、電話番号つきなら本人確認も必要です。
コスパも利便性も高くないので、あまりおすすめできません。
050番号とネット専用のプリペイドSIMを使う
電話番号を取得する方法の2つ目は、050番号とネット専用のプリペイドSIMを使うことです。
イメージとしては、電話番号つきのLINEという感じ。
たとえばSkypeで050番号を取得し、スマホでネットが使える状態だと、Skypeのアプリで通話ができるんです。
わたしも試しにSkypeの電話番号を取得してみました。
感じたメリット・デメリットは次のとおりです。
便利なのは、パスポートがあればオンラインですぐに契約できる点です。次の画像をご覧ください。
「パスポート」が使えることが明記されていますね!
わたしもパスポートで本人確認を済ませました。
一方、別途ネットが使えるSIM(プリペイドSIMなど)が必要な点には注意が必要です。
プリペイドSIMにはeSIMもあり、これを使うと手続は少し楽になります。
また、番号の維持に月3.27ドルかかるデメリットもあります。ドル建てなので円安だと高くなりますし……。
さらに、SMS認証には使えません。
Skypeのアプリは、次のボタンからダウンロードできます。
Skype
Skype Communications S.a.r.l無料posted withアプリーチ
Skypeの電話番号についてまとめた記事もあるので、よろしければお読みください。
格安SIMを契約する
電話番号を取得する方法の3つ目は、格安SIMを契約することです。
格安SIMはわたしも実際にいろいろ使って、次のメリット・デメリットを感じています。
最大のメリットは、SMSが使えることです。「My050」にもSkypeにもない特徴ですね。
国内だけでなく、海外でもSMS認証をクリアすることができるのも魅力。維持費はかかりますが、HISモバイルなら月額300円以下です。
さらに、いちど契約すれば、一時帰国のたびにSIMのことを考える時間も省けます。
一方、デメリットとして「本人確認書類が限られる場合もある」「初期費用が高くつく場合もある」点が挙げられますが、LINEMOはこの2点をクリアしているのでおすすめです。
次項で詳しく解説しますね。
一時帰国におすすめの電話番号つき格安SIMベスト3
わたしが実際に使って、おすすめできる格安SIMのベスト3は次のとおりです。
LINEMO | HISモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 0円 |
維持費/月 | 990円 | 280円 | 1,078円 |
3GB/月の料金 | 990円 | 770円 | 1,078円 |
20GB/月の料金 | 2,970円 | 2,090円 | 2,178円 |
海外で申込 | 可 ※1 | 可 ※1 | 可 ※1 |
海外で解約 | 可 ※2 | 可 | 可 |
電波 | いつでもどこでもネットが速い | ネットが遅くなる時間帯も | いつでもどこでもネットが速い |
海外での利用 | ネット/通話/SMS可 ※2 | 通話/SMS可 | ネット/通話/SMS可 |
利用停止 | なし | なし | あり |
その他の特長 | LINEを使ってもギガ数が減らない ※3 | 初期費用は特典でまかなえることも | 海外→日本に無料で電話し放題 |
オススメ度 | |||
公式サイト |
※1 申込は海外で、利用開始(開通)の手続は日本で行います。
※2 海外での解約や利用には「世界対応ケータイ」への加入(無料)が必須です。新規申込の場合、加入できるのは利用開始から5か月目以降です。また加入手続は基本的に日本で行う必要があります。
※3 一部LINEギガフリーの対象外あり。LINEでのトーク、音声・ビデオ通話などは使い放題です。
かんたんな選び方は、次のとおりです。
3社とも電話番号はついているのですが、初期費用やネット回線の品質など、総合的に考えるとLINEMOがベストです。
各社の特徴を詳しく見ていきましょう。
第1位:LINEMO | 最強の選択肢!
LINEMOのメリット・デメリットは次のとおりです。
- 初期費用も解約手数料もゼロ
- 長期間、使わなくても利用停止にならない
- 海外でもSMS認証がクリアできる
- 自社回線でいつでもネットが速い
- 月990円で番号がキープできる
- 日本でのデータ通信料金が少し高め
LINEMOは目立った短所がなく、選んでおけば後悔することはないでしょう。
諸費用ゼロで、毎月の維持費も1,000円以下。さらに、自社(ソフトバンク)回線でいつでも快適にネットが楽しめます。
HISモバイルは平日昼間にネットの速度が遅くなりがち。また、楽天モバイルは、電波の人口カバー率が少し低めという弱点があります。
一方、LINEMOの通話料は30秒で22円。
HISモバイル(9円)、楽天モバイル(無料)と比べると高く見えますが、実は標準的なレベルです。
18社のサービスを見てみたところ、8社(ほぼ半数)が30秒22円でしたので。
さらにLINEMOは、LINEでの通話が使い放題。いくら使っても、ギガは減らないんです。
うまくやりくりすれば電話代をかなり抑えられます!
・LINEの機能の一部(現在地の共有・スタンプショップの利用・ニュースの閲覧など)は使い放題の対象外。トークや通話はギガを気にする必要のない使い放題です。
・OS・ブラウザ・アプリなどのアップデート、Wi-Fi からの切替などの技術的要因により、使い放題の対象外になる場合があります。詳しくは、LINEMO公式サイトでご確認ください。
また、20GBの料金が月2,970円と高めではありますが、3GBなら月990円です。
このプランは「LINEMOベストプラン」。使ったギガ数に応じて、自動的に料金が決まります。
表にまとめると、次のとおりになりました。
ギガ数 | 料金/月 | 速度制限 |
---|---|---|
〜3GB | 990円 | なし |
〜10GB | 2,090円 | なし |
〜15GB | 2,090円 | 300kbps |
15GB〜 | 2,090円 | 128kbps |
3GBを超えても10GBまでは2,090円で使えます。たまの一時帰国なら、払ってもいい金額ではないでしょうか。
さらに。10GBを超えた場合も、15GBまでは低速(300kbps)での通信はできてしまいます。追加料金は、ゼロ。
低速でもサイトを見たりメッセージを送受信したりするだけなら問題ありません。スマホなら、YouTube動画も5秒ぐらい待てば見られます!
さらに、LINEMOは2024年11月現在、「LINEMOベストプラン 最大6カ月分基本料全額戻ってくるキャンペーン」を実施中。
次のとおり、対象期間中の毎月のデータ使用量によって、もらえるPayPayポイントが決まります。
- 3GB未満(基本使用料:990円)→PayPayポイント990円相当/月を付与
- 3GB以上(基本使用料:2,090円)→PayPayポイント2,090円相当/月を付与
半年間も実質無料でLINEMOが使えるチャンスですね。
キャンペーンの条件は、次のとおりです。
- 「LINEMOベストプラン」に新規または他社からMNPで契約することが条件です。
- ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えは対象外です。
- 他のキャンペーンとの併用ができない場合もあります。
- PayPayポイントの出金・譲渡はできません。
- PayPayポイントは、PayPay公式ストア/PayPayカード公式ストアでも利用できます。
- 開通後にプラン変更すると、対象外になる場合があります。
- お申し込み時に「現在ご利用中の携帯電話会社」の入力を誤って選択した場合、特典付与の対象外となる場合があります。
LINEMOについてまとめた記事もあるので、よろしければお読みください。
LINEMO公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。
\ 月990円でOK!/
第2位:HISモバイル | 維持費が月300円以下!
HISモバイルのメリット・デメリットは、次のとおりです。
- 海外でも日本でもお得
- ドコモ回線で安心
- 海外でもSMS認証OK
- 解約手数料ゼロ
- 解約もネットで完結
- 利用停止なし
- 初期費用がかかる※
- 支払方法がクレカのみ
- 平日昼間はネットが遅くなりがち
※初期費用は、特典でカバーできる場合があります
HISモバイルは、維持費・ネット料金・通話料のどれを取っても財布に優しいのが魅力です。
維持費は月290円ですし、20GBの料金も月2,000円ちょっと。さらに、20GBのプランには、5分間のかけ放題までついてきます。
ただ、初期費用(3,300円)がかかる点と、平日昼間はネットが遅くなりがちな点にはご注意ください。
平日昼間でも、スマホでYouTubeを見るぐらいなら、基本的には問題ありません。※
平日昼間はYouTubeの動画にアクセスしてから再生されるまで、5秒ほど待たされることもあります。
このあたり、HISモバイルについてまとめた記事に詳しくまとめてあります。
また、HISモバイルの公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。
\ とにかく安い! /
第3位:楽天モバイル | 無料で電話し放題!
楽天モバイルのメリット・デメリットは、次のとおりです。
楽天モバイルは初期費用がゼロですし、維持費も月に1,000円ちょっとで済みます。
さらに、楽天Linkというアプリを使うことで、国内は電話かけ放題!
かなりお得です。
ただし、180日以上 使わない場合に利用停止の可能性がある点には注意が必要です。
詳しくは、楽天モバイルについてまとめた記事に書いてあります。
楽天モバイルの公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。
\ ネットも電話も使い放題! /
よくある質問
電話番号つきSIMについて、よくある質問をまとめました。
まとめ
この記事では、一時帰国用に電話番号を取得する3つの方法を紹介しました。
方法は次の3つでしたね。
- 電話番号つきプリペイドSIMを使う
- 050番号とネット専用のプリペイドSIMを使う
- 格安SIMを契約する
いちばんのおすすめは「格安SIMの契約」で、おすすめの3社は次のとおりです。
また、3社を比較した表も載せておきます。
LINEMO | HISモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 0円 |
維持費/月 | 990円 | 280円 | 1,078円 |
3GB/月の料金 | 990円 | 770円 | 1,078円 |
20GB/月の料金 | 2,970円 | 2,090円 | 2,178円 |
海外で申込 | 可 ※1 | 可 ※1 | 可 ※1 |
海外で解約 | 可 ※2 | 可 | 可 |
電波 | いつでもどこでもネットが速い | ネットが遅くなる時間帯も | いつでもどこでもネットが速い |
海外での利用 | ネット/通話/SMS可 ※2 | 通話/SMS可 | ネット/通話/SMS可 |
利用停止 | なし | なし | あり |
その他の特長 | LINEを使ってもギガ数が減らない ※3 | 初期費用は特典でまかなえることも | 海外→日本に無料で電話し放題 |
オススメ度 | |||
公式サイト |
※1 申込は海外で、利用開始(開通)の手続は日本で行います。
※2 海外での解約や利用には「世界対応ケータイ」への加入(無料)が必須です。新規申込の場合、加入できるのは利用開始から5か月目以降です。また加入手続は基本的に日本で行う必要があります。
※3 一部LINEギガフリーの対象外あり。LINEでのトーク、音声・ビデオ通話などは使い放題です。
この記事が、一時帰国用のSIM選びの一助になれば幸いです!
一時帰国を念頭に20社以上のSIMを比較した記事もよく読まれていますので、よろしければ。