Kindle端末が日本で初めて発売になったのは、2012年でした。
当時はKindle Paperwhiteの1種類だけでしたが、今は6種類ものKindle端末が売られています。
子ども向けが2種類あるのですが、それを除いても4種類!
4種類もあると、どれがいいのかよく分からないですよね。
この記事では、各Kindle端末を比較し、ケース別におすすめの1台をご紹介します。
比較する基準を6つに絞っているので、短時間でKindle選びができるはずです!
この記事でご紹介するKindle端末
まず、この記事でご紹介するKindle端末は、次の4機種です。
- Kindle
- Kindle Paperwhite
- Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション
- Kindle Oasis
1番目の「Kindle」は、いちばんベーシックな機種です。
数字が大きくなるにつれて、快適に読書ができるので、その分値段が高くなります。
比較基準
この記事でKindle端末を比較する基準は、次の6点です。
- 価格
- 画面サイズ
- ページ送りの速さ
- 容量
- 防水機能
- 充電ポート
次項で比較結果を見てみましょう。
比較表
では、Kindle端末4機種を、6つの基準で比較した結果はこちらです。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャーエディション | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|---|
①価格 | 8,980円〜 | 14,980円〜 | 19,980円 | 29,980円〜 |
②画面サイズ | 6インチ | 6.8インチ | 6.8インチ | 7インチ |
③ページ送りの速さ | やや遅い | 速い | 速い | 速い |
④容量 | 8GB | 8GB | 32GB | 8GB/32GB |
⑤防水機能 | なし | あり | あり | あり |
⑥充電ポート | micro USB | USB-C | USB-C | micro USB |
この表を見て、こう思われているかもしれませんね。
「項目だけ並べられても、どれがいいかわからないんだけど……。」
……と。
ご安心ください。
各機種がおすすめなケースと注意点
では、それぞれのKindle端末をおすすめできるのは、どんなケースでしょうか。
次のケースごとに見ていきましょう。
あわせて、各機種の注意点もご紹介します!
①お金をあまりかけずにKindleを試してみたい→「Kindle」
まず、お金をあまりかけずにKindleを試したい場合は、「Kindle」がおすすめです。
シリーズ最安値で、9,000円を切っていますので!
「Kindle」の注意点
ただし、「Kindle」は他の機種と比べると、どうしても快適さで負けてしまいます。
次のような点は考慮したほうがいいでしょう。
- 画面が小さめ
- ページ送りがやや遅い
- お風呂で使えない
- micro USBなので充電が面倒な場合も
少し掘り下げて見てみましょう。
画面が小さめ
「Kindle」の画面サイズは6インチ。他機種に比べると、画面が小さめです。
ただ、6インチはiPhone13とほぼ同じサイズ。
他機種が6.8インチから7インチなので小さく見えてしまいますが、実際に本を読むのには問題ありません。
参考までに、6インチのKindle端末、文庫本、7インチのKindle端末を左から並べてみました。
ページ送りがやや遅い
「Kindle」は、ページ送りがやや遅いという弱点もあります。
「ページ送りのスピードは、次の動画を参考になさってください。
これは「Kindle」と同じCPUを搭載した機種なので、ページ送りのスピードも理論上同じになります。
お風呂で使えない
また、他機種と違って、「Kindle」は防水機能がないため、お風呂では使えません。
お風呂で読書を楽しみたい場合は、他機種を選びましょう。
micro USBなので充電が面倒な場合も
最後に、「Kindle」は充電にmicro USBを使います。
次の写真のようなやつですね。
他のスマホなどで、下の写真のようなUSB-Cをメインで使っていると、充電が少し面倒かもしれません。
「Kindle」は他機種と比べると、解像度が低い(画面が粗い)という弱点もあります。
と言っても、これはあくまで他機種と比べた場合の話。
当然ですが、「読めない」レベルではありません。
わたしも以前、友人の「Kindle」を見せてもらいましたが、ふつうの本もマンガもちゃんと読めてました。
②手頃な値段で快適に読書を楽しみたい→「Kindle Paperwhite」
手頃な値段で快適に読書を楽しみたいなら、「Kindle Paperwhite」がおすすめです。
「Kindle Paperwhite」の強みは、次のとおりです。
- 15,000円程度でお手頃
- けっこう大画面
- ページ送りサクサク
- お風呂でも使える
- 充電はUSB-C
画面サイズとページ送りの速度について補足しますね。
画面サイズ
「Kindle Paperwhite」の画面は6.8インチと、Kindleシリーズで最大の7インチに迫るサイズです。
「Kindle Paperwhite」と、文庫本を並べてみました。
画面サイズは、ほぼ文庫本と同じですね。
ページ送りのスピード
Kindle Paperwhiteのページ送りのスピードは、次の動画をご覧ください。
注意点
「Kindle Paperwhite」の注意点ですが、特にありません。
強いて言えば、マンガをたくさん保存しておきたい場合は、次の「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション(32GB)」のほうがいいかもしれませんが。
と言っても「Kindle Paperwhite」の容量は8GBで、マンガを130冊保存することができます。
「Kindle Paperwhite」は手頃な値段で快適に読書を楽しめる、ものすごくバランスのいい1台ですね。
③マンガを快適に読みたい→「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」
マンガを快適に読みたい場合は、「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」がおすすめです。
このKindle端末の強みは、「Kindle Paperwhite」と共通するところが多く、次のとおりです。
- けっこう大画面
- ページ送りサクサク
- お風呂でも使える
- 充電はUSB-C
それに加え、次の強みもあるんですよ。
- ワイヤレス充電ができる
- マンガを650冊保存できる
少し詳しく見てみましょう。
ワイヤレス充電ができる
「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」は、Kindleシリーズで唯一、ワイヤレス充電に対応しています。
充電器は別売りですが、セットで買うとオトクになります!
マンガを650冊保存できる
「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」は、「Kindle Paperwhite」の4倍の容量があります。
なので、マンガを650冊も保存できるんですよ!
たっぷりマンガを読みたい場合にはピッタリですね。
注意点
「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」の注意点は、値段が高いことです。
「Kindle Paperwhite」とは5,000円も違いますからね。
「Kindle Paperwhite」にない特徴は、ワイヤレス充電、大容量(32GB)に加え、明るさの自動調整機能です。
ただ。わたしは明るさの自動調整機能がある「Kindle Oasis」を使っていますが、この機能は使ってません。
バックライト自体たまに使う程度ですし、必要性を感じないんですよね……。
④値段は高くても、最高の読書体験を手に入れたい→「Kindle Oasis」
最高の読書体験を手に入れたいなら、「Kindle Oasis」一択です。
Kindle Oasisについては、次の記事に詳しくまとめてあります。
個人的には、「Kindle Oasis」を買わなくても、「Kindle Paperwhite」でかなり快適な読書体験が手に入ると思っています。
ここでは、Kindle Oasisの強みと注意点を箇条書きでご説明しますね。
「Kindle Oasis」の強み
「Kindle Oasis」の強みは、次の5点です。
- 画面サイズがKindleシリーズ最大
- ページ送りもサクサク、ボタンもあり
- お風呂でも使える
- 大容量モデル(32GB)もある
- 明るさの自動調整機能もある
「Kindle Oasis」の注意点
一方、注意点は次のとおりです。
- 値段がKindle Paperwhiteの約2倍と高い
- micro USBなので充電が面倒な場合も
- ワイヤレス充電ができない
「Kindle Oasis」か「Kindle Paperwhite」かの判断基準は?
先ほど、「Kindle Paperwhite」でもかなり快適に読書が楽しめるという趣旨のことを書きました。
「Kindle Oasis」か「Kindle Paperwhite」かの判断基準は、「Kindle Oasis」ならではの特徴にお金を出せるかどうかにかかっています。
「Kindle Paperwhite」になく、「Kindle Oasis」にある主な特徴は次のとおり。
- 大画面(ただしほぼ同じサイズ)
- ページ送りボタン
- ページの自動回転
- 明るさの自動調整機能
なお、Kindle OasisとKindle Paperwhiteだけを比較した記事もありますので、よろしければお読みください。
【補足】広告の有無
ここで1点、補足です。
Kindle端末は、「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」を除き、「広告つき」のタイプと「広告なし」タイプがあります。
「広告なし」のタイプは、「広告あり」のタイプより、価格が2,000円高くなっているんですよ。
2,000円の差額は、どの機種でも共通です。
広告の有無について、詳しくは次の記事をお読みください。
まとめ
この記事では、各Kindle端末を比較し、ケース別におすすめの1台をご紹介しました。
まとめると、次のとおりでしたね。
- お金をあまりかけずにKindleを試してみたい→「Kindle」
- 手頃な値段で快適に読書を楽しみたい→「Kindle Paperwhite」
- マンガを快適に読みたい→「Kindle Paperwhiteシグニチャーエディション」
- 値段は高くても、最高の読書体験を手に入れたい→「Kindle Oasis」
理想の1台を見つけて、快適な読書環境が手に入りますように!
なお、スマホとKindleを比較した記事もありますので、よろしければどうぞ。
また、海外でKindleを使うメリットをまとめた記事はこちらです。