この記事では、日本語教師求人情報(@インドネシア)をご紹介します。未経験OKのものもあります!
公開されている求人
では、まず、公開されている求人から。公的機関と、それ以外に分けてみました。
【1】公的機関の求人
「日本語教師の求人を出している公的機関」と聞いて、個人的にパッと思い浮かぶのは、国際交流基金さん(以下、基金さん)。
過去、2回も基金さんにお世話になったので……。
やっぱり、国がバックに付いていると、安心感が違います。待遇もいいですしね。
1.EPA(経済連携協定)日本語予備教育事業
おすすめは、「EPA(経済連携協定)日本語予備教育事業」(以下EPA)です。
わたしもお世話になりましたが、ものすごく学ぶところの多いプログラムでした。
詳しいことは書けませんが、EPAでの経験は日本語の授業にはもちろん、日本語学校の運営にも、ものすごく役に立っています。
年によって違いますが、毎年1月ごろ、採用情報が更新されるようです。上でご紹介した、基金さんのfbページに「いいね!」しておくと随時、情報がもらえると思います。
経験については、公式サイトに↓のように書いてありました。
日本語教育経験については不問ながら、ティーチングアシスタントやチューターも含め経験があることが望ましい。
(国際交流基金 公式サイトより引用)
ということで、次にご紹介する日本語パートナーズがまさにその「ティーチングアシスタント」です。
2.日本語パートナーズ
同じ基金さんのプログラムで、「日本語パートナーズ」(以下NP)というのもありますが、こちらはわたし自身参加したことがないのでよくわかりません。
このプログラムには、日本語教師としての経験がなくても応募できますし、派遣前には約1か月にわたって研修が行われるそうです。
上の写真(facebookの投稿)をクリックして、fbページに「いいね!」しておくと、募集情報などが入ってきます。
EPAとNPの違いは?
EPAとNPの違いを少しだけ。
活動については、「EPAではバリバリ日本語の授業をする」というイメージをわたしは持っています。
それに対し、NPのサイトには、↓のような説明が。
現地日本語教師のアシスタントとして授業をサポート
日本文化の紹介を通じて、派遣先の生徒や地域の人たちと交流
現地の言葉や文化を習得
(日本語パートナーズ 公式サイトより引用)
NPは、「教壇にも立ちたいし、文化交流もしたい! 」という方にピッタリかもしれません。
また、応募段階で「経験があることが望ましい」となっているEPA。「経験不問」のNPとは待遇に違いがあります。
過去の募集情報を参考にまとめてみました。
EPA | NP | |
---|---|---|
滞在費/月 | 約140,000円 | 約120,000円 |
支度料 | 約600,000円 | あり、金額不明 |
往復航空券 | 支給 | 支給 |
住居 | 提供あり | 提供あり |
保険 | 共済に加入 | 共済に加入 |
予防接種費用 | 不明 | 一部補助 |
語学研修費用 | 不明 | 上限15,000円/月 |
いやあ、あらためて見てみると、うっかり応募しそうになるぐらいの待遇です。まあ、今の仕事も、今いる町も大好きなのですが。
インドネシアの物価は上がり続けているとは言え、十分貯金できるレベルです。
わたしの生活費をまとめた記事もあるので、ご参考までに。
ちなみに派遣期間は、インドネシアの場合、EPAもNPも約7か月。NPのほうが少し長いようですが。
EPAとNPのその他の違いについては、基金さんのサイトに一覧表があります。
【2】公的機関以外の求人
公的機関以外の求人情報は、次の2つのサイトに載っています。
- 転職サイト
- 日本語教師の求人サイト
詳しく見ていきましょう。
①転職サイト
最近は、転職サイトにも日本語教師の求人が出ています。
わたしはDODAでフィリピンの求人を見かけました。
しかも、月給が日本の会社員の初任給(大卒)と同じレベル!
余談ですが、転職サイトに求人を出せる機関は、資金に余裕がある可能性が高いです。
DODAに登録しておくと、求人が出た時点で通知が来るので便利です。
気になるなら、まずはサイトをご覧ください。
②日本語教師の求人サイト
日本語教師の求人サイトにも、もちろん求人が掲載されています。
たとえば「日本村」というサイトには、いろいろな機関の求人情報があるんですよ。インドネシアの求人は、こちら。
わたしが就職活動をしていたとき(2008年)は、給料が非常に安く、「ちょっと、それインドネシアでも生活でけへんのちゃう?」というレベルの求人もありました。
が、今見ると、普通にいい生活ができる求人が1件。
就職活動をしていたのは10年ほど前ですが、まさに「10年ひと昔」やなあ、という感覚です。
非公開の求人
非公開の求人情報は、足で稼ぐしかありません。確実ではありませんが。
わたしの場合、日本語教師としての一歩を踏み出せたのは、とあるセミナーに出かけたのがきっかけでした。
講師は、インドネシアで日本語教育に携わっていらっしゃった先生。テーマは、インドネシアでの日本語教育事情でした。
セミナー終了後、その先生とお話ししたのがきっかけで、世に出ていなかった求人情報を手に入れ、無事採用にこぎつけたのです。
また、今の職場も、偶然が重なってできたと言っても過言ではありません。
たまたま、日本語教師養成講座の同窓会で知り合った方が、たまたま「インドネシアで日本語学校を作りたい」とおっしゃっていたのが、そもそもの始まり。
こうして書くと、わたしの人生、「運」だけでできてるんじゃないかと思うぐらいです。
インドネシア語もできたほうがいい
インドネシアで日本語教師になるなら、インドネシア語ができたほうがいいのは間違いありません。
わたしが実践しているインドネシア語の勉強方法をまとめた記事がありますので、よろしければお読みください。
また、DMM英会話でインドネシア語のレッスンを受けた感想などをまとめた記事は、こちらです。
おすすめの本
転職に迷っているなら、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本もおすすめです。
同書の書評も書いているので、よろしければ。
まとめ
この記事では、日本語教師求人情報(@インドネシア)をご紹介しました。
今は足で稼がずとも(運に頼らずとも)インドネシアでの求人が多数あるので、いい時代になったなあ、と思います。
ご参考になれば幸いです!