この記事では、インドネシアの電子マネー・ポイントサービスである「OVO」についてご紹介します。
「OVO」とは?
「OVO」というのは、インドネシアの電子マネー・ポイントサービスです。
スマートフォンのアプリひとつで、支払いや残高の管理などができます。
運営しているのは、「PT Bumi Cakrawala Perkasa」という会社。
「Lippo」という大手財閥グループ傘下です。
しかも、「BtoB」というサイトによると、「東京センチュリー株式会社」という上場企業(東証一部)もこの「OVO」に出資しているんだとか!
そして、インドネシア中央銀行も、「電子マネー」として正式に認可しています。
OVO merupakan aplikasi dari PT Visionet Internasional yang sudah mendapatkan izin dari BI sebagai Penyelenggara Uang Elekronik dengan nomor izin 19/661/DKSP/Srt/B pada tanggal 7 Agustus 2017, selengkapnnya bisa #SobatRupiah lihat pada website BI berikut : https://t.co/wF6IJel3V6
— Bank Indonesia (@bank_indonesia) 2018年6月20日
電子マネーは母体がしっかりしていないと心配になってしまいますが、「OVO」はその点、クリアしています。
まあ、わたしの場合、大手のMandiri銀行の電子マネーを使っていて、二重請求が来たことがありますが……。
インドネシア人の友人の感想
わたしはまだこの「OVO」をちゃんと使ったことがないのですが、インドネシア人の友人が使ってみたということで、感想を聞いてみました。
- ポイントやプロモーションがあるのでおトク
- 大手スーパーだけでなく、小さい店でも使えて便利
- オンラインタクシー(Grab)で使ってみたが問題なし
ということで、けっこう好評です。
わたしはGrabでManridi e-cashという電子マネーを使っていたんですが、これが問題だらけで、Grabも使わなくなってしまいました。
なんせ、理由もなく利用停止になったり、二重請求されたりしたので……。
そのGrabも今ではOVOを導入しています。
Mandiri e-cashでこりごりだったのですが、OVOは評判もいいし、一度これでGrabを使ってみようかな……。
実はわたし、「OVO」で支払いをしたことはないんですが、アカウントはあるんです。
hypermartというスーパー(というかハイパーマーケット)の会員カード切り替えのタイミングで、強制的に作らされました。
あとはチャージすれば使える……んですが、ここで問題が。
OVOのネック
OVOの最大のネックは、チャージの手数料。たとえばhypermartでチャージすれば、手数料はかかりません。
ただネットバンキングだと、銀行によってはチャージ1回につき6,500ルピア(50円弱)の手数料がかかってしまうんです……。
手数料無料でOVOのチャージができる銀行は、以下の通り。
- Bank Central Asia(BCA)
- Bank Mandiri
- Bank Permata
- Nobu Bank
わたしはたまたま、BCAに口座を持っているので、試しにチャージしてみました。
チャージ自体は問題なくできたのですが、なぜかGrabで使えないという大問題が発生……。
問い合わせたら、その4日後にやっと使えるようになりましたが。
ちなみに、「OVO」を手数料無料かつネットバンキングでチャージする方法については、別記事にまとめてあります。
あと、「OVO」をhypermartで実際に使おうとしたものの、使えなかったので、注意点もまとめてみました。
キャッシュバックもある
冒頭で、「OVO」を「電子マネー・ポイントサービス」とご紹介したとおり、「OVO」にはポイントもあります。
買い物金額の5%がポイントとして加算されるようになっています。
詳しくは、別記事にまとめてありますので、よろしければどうぞ。
まとめ
この記事では、インドネシアの電子マネー「OVO」についてご紹介しました。
大手財閥が運営している上、インドネシア中央銀行も認可しているので、まず安心です。
「OVO」の会員になる方法は、こちら↓の記事をご参照ください。
アプリのダウンロードは、↓でどうぞ。