今はKindleのほかに、楽天Koboという電子書籍ストアもあります。
どちらがいいか、よくわからないと悩んでいませんか?
この記事では、Kindleと楽天Koboを7項目で比較します。
以下、「楽天Kobo」を「Kobo」と表記します。
どちらかにしたほうがいい
まず、こんな疑問があるかも知れませんね。
「KindleとKoboの両方使うという手はないの?」
……と。
わたしは両方使うのはおすすめしません。
というのも、Kindleで買った本はKindleでしか読めないし、Koboの場合も同じだからです。
Aの本はKindleで買って、Bの本はKoboで買って……ということをすると、あとあと管理が大変になります。
なので、電子書籍デビューをするなら、KindleかKoboかを選ぶのが大切です。
結論:おすすめはKindle
ここで先に、この記事の結論をお伝えしておきます。
おすすめはKindleです。
理由は次のとおり、3つあります。
- Kindleの方が読める本が圧倒的に多い
- Kindleは読み放題サービスもある
- Kindleのほうが端末が安く買える
ただし、楽天経済圏にいる場合、Koboのほうがポイントがためやすいメリットもあります。
詳しくは、続きをお読みください。
7つの比較項目
では、この記事で比較に使う項目をご紹介します。
次の7つです。
- 読める本の数
- 本の価格
- 本のセール
- 読み放題サービス
- 端末のバリエーション
- 端末の価格
- 端末のセール
比較表
次に、7つの項目で比較表を作ってみました。
表の「比較項目」をクリックいただくと、それぞれの詳細に飛ぶことができます!
No | 比較項目 | Kindle | Kobo |
---|---|---|---|
① | 読める本の数 | 700万点(うち和書70万点) | 400万点(内訳不明) |
② | 本の価格 | 基本的に同じ | |
③ | 本のセール | あり | あり |
④ | 読み放題サービス | あり(130万点が対象) | なし |
⑤ | 端末のバリエーション | 7種類(実質4種類) | 5種類 |
⑥ | 端末の価格 | 8,980円〜40,980円 | 10.978円〜46,990円 |
⑦ | 端末のセール | あり(最大50%オフ)* | あり(最大22%オフ)* |
*2021年実績
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
比較結果
ここからは、次の基準で比較した結果を説明していきます。
各項目をクリックすると、詳細が書いてあるところにジャンプできます!
読める本の数
まず、読める本の数は、Kindleの圧勝です。
Koboが合計で400万点なのに対し、Kindleは700万点。
和書の数はKoboの方は不明で、Kindleは70万点です。
本の価格
本の価格は、ほぼ同じです。
Kindleのほうが少し安くなる傾向はありますが、全く同じ価格の本も多数あるので、「ほぼ同じ」としておきます。
本のセール
KindleでもKoboでも、本のセールは頻繁に行っています。
Koboのほうが派手さは目立ちますが、本を安く買えるかどうかは、読みたい本がセール対象になるかどうかにかかっています。
これはもはや運次第なので、他の項目で検討したほうがいいでしょう。
以下、ご参考までにKoboとKindleのセールがどんな感じか書いておきます。
Koboのセール
Koboは、「2021年 オリコン顧客満足度®調査」でキャンペーン・ポイント No.1を獲得したそうです。
楽天は「楽天スーパーセール」を3か月に1回開催したりして、積極的にポイント還元を行っているので、そのあたりが評価されているんでしょう。
「クーポンで半額」という派手なキャンペーンもときどきやっています。
KADOKAWAのコミックなんと15,000冊以上がクーポンで半額!
2/21(月) 9:59まで!#無職転生#盾の勇者の成り上がり#外科医エリーゼ#ダンジョン飯#悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛されるhttps://t.co/RCd6OAWi0r— 楽天Kobo(公式) (@Rakuten_Kobo) February 18, 2022
けっこう派手な印象ですね!
Kindleのセール
とは言え、Kindleも、セールやポイント還元キャンペーンを頻繁に行っています。
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Kindleは基本的に、毎日何かしらのキャンペーンで本が安く買えるようになっているんですよ。
たとえば、次のようなキャンペーンがあります。
- 日替わりキャンペーン
- 月替わりキャンペーン
- ジャンル別キャンペーン
- 出版社のキャンペーン
など
先ほども書きましたが、セールで欲しい本が手に入るかどうかは、運次第です。
読み放題サービス
それから、Kindleには読み放題サービスがあるのですが、Koboにはそれがありません。
Kindleの読み放題サービスは「Prime Reading」と「Kindle Unlimited」の2つありまして、次のとおりです。
Prime Reading | Kindle Unlimited | 備考 | |
---|---|---|---|
タイトル数 (和書+洋書) | Kindle Unlimitedの中から数百点 | 和書: 12万点以上* 洋書:120万点以上* | *「合計200万点以上」との公式情報も |
会費(税込) | 500円/月 または 4,900円/年 | 980円/月 または 9,480円/年** | **年会費プランは一部の会員限定? |
無料体験期間 | 30日間 |
定額でいくらでも本が読めるのは、ものすごく魅力的ですね。
Prime ReadingとKindle Unlimitedの違いについて、詳しくは次の記事にまとめてあります。
以下、端末の比較です。
スマホやタブレットでもKindleやKoboで買った本は読めるのですが、わたしは端末を使ったほうがいいと思っています。
端末を使うメリットは次の記事にまとめてありますので、よろしければ。
端末のバリエーション
端末のバリエーションは、KoboがKindleを上回っています。
数だけ見ると、Kindleが7種類で、Koboが5種類です。
ただし、Kindleは「Kindle Paperwhite」と「Kindle Paperwhiteシグニチャーモデル」という感じで、少し違う親戚のような機種も含めて7種類なんです。
それに対し、Koboは5種類とも別のもの。
バリエーションでは、Koboの方が少し上ですね。
端末の価格
同じ価格帯の端末を比べると、KoboのほうがKindleよりスペックが高い場合が多いようです。
以下、3つの価格帯で比較してみました。
- 10,000円前後
- 15,000円前後
- 30,000円前後
10,000円前後→Koboの勝ち
まず、10,000円前後のモデルは「Kindle」と「Kobo Nia」という機種です。
この価格帯は「Kobo Nia」の勝ち。
比較表を見てみましょう。
Kindle | Kobo Nia | |
---|---|---|
価格 | 8,980円 | 10,978円 |
画面サイズ | 6インチ | 6インチ |
ストレージ | 8GB | 8GB |
解像度 | 167ppi | 212ppi |
防水機能 | なし | なし |
ページ送りボタン | なし | なし |
画面サイズ、ストレージは全く同じですね。解像度は「Kobo Nia」のほうが上ですが。
また、価格は「Kindle」が「Kobo Nia」より2,000円安くなっています。
広告なしの「Kindle」は2,000円プラスになり、結局同じ価格になってしまいます。
解像度が高い分、「Kobo Nia」のほうがわずかに上回っていると言えるでしょう。
15,000円前後→Kindleの勝ち
次に、15,000円前後のモデルは、「Kindle Paperwhite」と「Kobo Clara HD」。
この勝負は、「Kindle Paperwhite」の勝ちです。
こちらも、比較表を作ってみました。
Kindle Paperwhite | Kobo Clara HD | |
---|---|---|
価格 | 14,980円 | 15,180円 |
画面サイズ | 6.8インチ | 6インチ |
ストレージ | 8GB | 8GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
防水機能 | あり | なし |
ページ送りボタン | なし | なし |
ポイントは、「Kindle Paperwhite」のほうが画面が大きいことと、防水機能があること。
お風呂でも問題なく使えます。
「Kindle Paperwhite」のほうは「Kobo Clara HD」と違って広告が表示されますが、広告なしにしても2,000円追加で済みます。
わたしははKindle Paperwhiteを使っています!
30,000円前後のモデル→Koboの勝ち
最後に、30,000円前後のモデルは「Kindle Oasis」と「Kobo Sage」の勝負。
ここでは、「Kobo Sage」の勝ちです。
比較表はこちら。
Kindle Oasis | Kobo Sage | |
---|---|---|
価格 | 29,980円 | 30,800円 |
画面サイズ | 7インチ | 8インチ |
ストレージ | 8GB | 32GB |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
防水機能 | あり | あり |
ページ送りボタン | あり | あり |
画面サイズ、ストレージで「Kobo Sage」のほうが上ですね。
ちなみに、わたしはKindle Oasisを使っていたことがあり、詳細は次の記事にまとめてあります。
端末のセール
最後に、端末のセールでは、Kindleのほうがお得に買えることが多いです。
2021年実績では、Kindle端末は最大で半額だったのに対し、Kobo端末は22%オフにとどまりました。
まとめ
この記事では、Kindleと楽天Koboを7項目で比較しました。
個人的には、次の理由でKindleをおすすめします!
- Kindleの方が読める本が圧倒的に多い
- Kindleは読み放題サービスもある
- Kindleのほうが端末が安く買える
Kindle端末を比較した記事もありますので、ご参考まで。