
インドネシアの日本語学校を運営しているサトです。
この記事では、「Go-Jek」と「Grab」のオンラインタクシーサービスを比較します。
オンラインタクシーをほぼ毎日、1年以上使い続けての比較です!
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詳しくは、楽天モバイルやahamoについて解説した記事をご参照ください。

結論:Grabの勝ち
結論から言うと、オンラインタクシーはGrabの勝ちです。
といっても、Gojekとの差はそこまで大きくありません。
主観も大いに入っているものの、比較結果を表にしてみました。
No. | 項目 | Gojek | Grab |
---|---|---|---|
1 | 配車 | 場所の指定がしづらい・GPSが不正確 | 場所の指定がしやすい・GPSが正確 |
2 | 車両 | 製造から8年以内の車両 | |
3 | 運転手さん | プロ意識が低め | プロ意識が高め |
4 | 運賃 | ほぼ同じ | |
5 | 支払い方法 | 電子マネー・現金など | |
6 | 保険 | 7つのケースに対応 | 3つのケースに対応 |
詳しく見ていきましょう。
配車:Grabの勝ち
配車については、Grabのほうが圧倒的に上です。
ポイントは次の2点。
- 場所の指定が簡単
- GPSが正確
1点ずつ、見ていきましょう。
場所の指定が簡単
まず、Grabで配車する場合、場所の指定が簡単なんです。
例えば、場所を指定する際、よく行く場所が自動的に出てきてくれます。
下の写真はGrabの画面ですが、赤丸のところがよく行くところ。

しかも、曜日によって、出てくる場所が変わります。
例えば、わたしは土曜日によくショッピングモールに行くんですが、土曜日にGrabを立ち上げると、そのショッピングモールが表示されるんですよ。
過去のデータから判断してるんでしょうね。賢い。
Gojekでもよく行くところのリストは出てくるのですが、ほぼ毎日行くような場所でも、なぜかリストの下の方に行ってしまったりします……。
GPSが正確
また、GrabのほうがGPSが正確です。
両社とも車が今どこにいるか、アプリ上の地図で確認できるのですが……。
Gojekだと、地図上では車がまだ遠くにいるのに、突然目の前に車が現れるのが通常運転です。何なら地図上では車がまったく動かないことも。

これ、結構ストレスです。
どこにいるかわからない=あとどれぐらい待てばいいかわからない、ということなので。
Grabでも若干の誤差はあるものの、地図を見ながら「そろそろ来るかな、あの車かな」と見当をつけることはできますし、だいたい合ってます。
車両:引き分け
車両については、GojekもGrabも大きな違いはありません。
運転手として登録する条件のひとつが、車両が新しいこと。
具体的には、両社とも製造から8年以内であることを求めています。
運転手さん:Grabの勝ち
運転手さんについては好みの問題もあるでしょうが、個人的にはGrabのほうが気に入っています。
Grabの方が全体的にプロ意識が高い気がするんですよね。
運転中の運転手さんと、運転手さんの意識について解説します。
運転中の運転手さん
まず、Grabの運転手さんは、こちらから話しかけない限り、あまり話しかけてこないんです。
一方、GoJekの運転手さんは、「友だちか?」と思うぐらいしゃべくりたおす運転手さんが大多数。
いや、別に、天気の話題とかやったらいいんですけど、日本人的感覚で行くと、個人情報を根掘り葉掘り聞いてくるんですよ……。

「日本人か」とか「さっきのあそこで働いているのか」とか「一人で住んでるのか」とか「結婚してるのか」とか。
悪い人じゃないんでしょうけど……。
家の場所も知られているわけだし、危機管理の上でもあんまりよくないなあ、と思うので、わたしにとってはこれは大きなマイナスです。
本気で危機管理するなら、専属の運転手さんをお願いすればいいんでしょうけど、費用面でなかなか難しい面がありました。
ただし、ジャカルタでGo-Jekを利用したときは、運転手さんは寡黙な方ばかりでした。
ジャカルタの友人もそう言っていたので、しゃべりたおす運転手さんは、地方都市ならではかもしれません。
運転手さんの意識
運転手さんの意識も、Grabのほうが上だと思っています。
両社とも、配車の時点で車種とナンバープレートがわかるのですが、この情報もGrabだとほぼ100%一致。
それが当たり前なのですが、GoJekはかなりいい加減。
ひどいときなんて、同じ日に4回Go-Jekを使ったら、うち3回がアプリとは違う車でした。
GoJekではこういうこと(アプリの情報と実際の車両が違う)ことがあると、即契約を打ち切ることになっているからです。それをGo-Jekに通報するシステムもあります。

契約打ち切りはかわいそうだと思ってしまうので、通報まではしていないのですが。
アプリの情報と違いがあると、犯罪に巻き込まれる恐れもあるからやめたほうがいいと、インドネシア人の友人も言っていました。
何なら、運転手が別人とか、運転手の他に同乗者がいたなんてことも、まれにあります。
悪いことしようと思えばいつでもできる状況ですよね……。
運賃:引き分け
運賃は、GoJekもGrabも同じケースがほとんどです。
なので、ここは引き分けですね。
支払い方法:引き分け
支払い方法も両社で大きな違いはなく、現金のほか、電子マネーをチャージした上で利用できます。

保険:Gojekの勝ち
保険についてはGojekの勝ち。補償内容と最大補償額を表にしてみました。
単位はルピアです。
補償内容 | Gojek | Grab |
---|---|---|
死亡 | 5000万 | 5000万 |
重度障害 | 5000万 | 5000万 |
治療費 | 2500万 | 2000万 |
葬儀費用 | 400万 | ー |
事故による応急処置 | 100万 | ー |
救急車などの交通費 | 50万 | ー |
盗難・強盗 | 100万 | ー |
Gojekのほうがさまざまなケースに対応していることがわかります。
両社とも対応しているケースも、補償金額は同額か、Gojekのほうが上。
ちなみに、以前はGrabの圧勝でした。死亡した場合、Gojekは1000万ルピアだったのに対し、Grabは5000ドルでしたからね。

単位からして違っていたんです!
まあ、実際亡くなってしまった場合、誰が保険金を受け取れるのかはよくわかりません。
Grabの場合、緊急連絡先を指定できるので、その人が受け取るのかもしれませんが、3つまで指定できてしまったりします。
まとめ
この記事では、「Gojek」と「Grab」のオンラインタクシーサービスを比較してみました。
比較結果は次のとおりで、わずかにGrabの方が上という結論でした。
No. | 項目 | Gojek | Grab |
---|---|---|---|
1 | 配車 | 場所の指定がしづらい・GPSが不正確 | 場所の指定がしやすい・GPSが正確 |
2 | 車両 | 製造から8年以内の車両 | |
3 | 運転手さん | プロ意識が低め | プロ意識が高め |
4 | 運賃 | ほぼ同じ | |
5 | 支払い方法 | 電子マネー・現金など | |
6 | 保険 | 7つのケースに対応 | 3つのケースに対応 |
ご参考になれば幸いです!
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詳しくは、楽天モバイルやahamoについて解説した記事をご参照ください。

なお、Gojek、Grabについては↓のような記事も書いてます。

