
一時帰国を10回以上したことのあるサトです。
2024年5月27日から、海外転出後もマイナンバーカード(以降、「マイナカード」と表記)を継続して使えるようになりました。
このマイナカード、一時帰国のSIMの申込に使えるのでしょうか。
結論から言うと、「おそらく無理」です。
試しにLINEMOに問い合わせたのですが、確実な答えは得られず(2024年7月)。
その後、自分でいろいろ調べて「おそらく無理」という結論にたどり着きました。
この記事では、「国外転出者向けマイナカード」がSIMの申込に「おそらく使えない」理由を解説します。
「おそらく無理」だと思った2つの理由
「国外転出者向けマイナカード」がSIMの申し込みに使えないと思った理由は2つあり、次のとおりです。
- 申込時に入力する住所はマイナカードと一致している必要がある
- 国外転出者向けマイナカードには「国外転出」と記載される
順に見ていきましょう。
申込時に入力する住所はマイナカードと一致している必要がある
まず、LINEMO公式サイトには、「マイナカード」を本人確認に使う際の注意書きとして、次のとおり書いてあります。
申し込み時に入力する氏名・住所・生年月日と「マイナンバーカード」の記載が一致していること(姓や住所が異なる場合は補助書類もアップロード)
LINEMO公式サイトより引用しました。
住所がマイナカードと一致している必要がある……ということです。

まあ、それはそうですよね。本人確認ってそういうものですから。
ここは当然、各社とも同じはずです。
実際、HISモバイルや楽天モバイルの公式サイトでも、「入力内容とマイナカードの情報は一致している必要がある」とのことでした。
国外転出者向けマイナカードには「国外転出」と記載される
さらに、「マイナンバーカード綜合サイト」の「マイナンバーカードを海外で利用する」というページを見てみました。
同ページには、「国外転出者向けマイナカード」のイメージ画像があります。
そして、マイナカードの写真の右横に、「国外転出 令和6(2024)年11月3日」と書いてあるんですよ……。
次の画像を見るとイメージしやすいと思います。


申込のときに住所欄に「国外転出」とか書けませんよね……。
なので、「国外転出者向けマイナカード」はSIMの申込には使えないのではと思います。
対処法:パスポートか免許で申し込む
とは言え、SIMの申込ができないわけではありません。
国外転出後でも、パスポートか運転免許証があれば申し込めます。
ただし、パスポートについては次の注意点があります。
- パスポートに「所持人記入欄」が必要
- 申し込める会社が限られる
注意点の1つ目は、パスポートに「所持人記入欄」が必要なことです。
裏表紙をめくったところに、次の画像のような欄があればOK。

空欄なら、住所や氏名などを記入すれば使えます。
注意点の2つ目は、申し込める会社が限られることです。
幸い、わたしがおすすめしているLINEMOは、パスポートで申し込めます!
パスポートだけで申し込めるおすすめの格安SIMをまとめた記事もあるので、ご参考までに。

また、データ通信だけのSIMやeSIMであれば、本人確認書類は不要です。
一時帰国におすすめのSIMをまとめた記事でも解説しているので、ご参考までに。

また、一時帰国を念頭におすすめのeSIMを紹介した記事もあります。

まとめ
この記事では、「国外転出者向けマイナカード」がSIMの申込に「おそらく使えない」理由を解説しました。
対処法としては、パスポートや運転免許証で申し込んだり、データ通信専用のSIMを使ったりといったことが考えられます。
ご参考になれば幸いです!