この記事では、Kindle Unlimitedで本当に得しているのかどうかを検証した結果をシェアします。対象期間は、2018年7月〜9月です。
2018年1月〜3月、4月〜6月の検証結果は、↓の記事にまとめてあります。
Kindle Unlimitedの料金
まず、Kindle Unlimitedの料金をおさらいしましょう。
読み放題サービス、Kindle Unlimitedの料金は、980円/月。税込みです。
月々1,000円以下で読めるのは、和書12万点以上+洋書100万点以上。
お得なように見えますが、実際のところはどうなのでしょうか。
検証方法
そんなわけで、実際にわたしが読んだ本で検証してみました。
検証方法としては、2018年7月から9月の間に読み始めた本を並べて、1冊ずつ購入していた場合の値段を算出。
その合計と、Kindle Unlimitedの料金を比較してみます。
条件をまとめると、下記の通りです。
- 期間:2018年7月〜9月
- 価格: 記事執筆時点のKindle版価格
検証結果
では、2018年7月〜9月に読んだ(または読み始めた)本と、その価格の一覧表を見てみましょう。
No. | タイトル | 著者 | Kindle版価格(円) |
---|---|---|---|
1 | おうちで楽しく!でんしゃの学習ブック | 北村 良子 | 1,480 |
2 | どこでも誰とでも働ける | 尾原 和啓 | 1,458 |
3 | 多動力 | 堀江貴文 | 1,436 |
4 | 難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください! | スティーブ・ソレイシィ/大橋弘祐 | 1,432 |
5 | 7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】 | ショーン・コヴィー | 1,080 |
6 | 国家破産はこわくない | 橘 玲 | 864 |
7 | るるぶ京都’19 (るるぶ情報版(国内)) | JTBパブリッシング | 840 |
8 | 大乗仏教 こうしてブッダの教えは変容した | 佐々木 閑 | 778 |
9 | むらログ2017: 冒険と多様性 | 村上 吉文 | 250 |
10 | 知っておきたい「酒」の世界史 | 宮崎 正勝 | 246 |
11 | 知っておきたい日本の神話 | 瓜生中 | 200 |
合計 | 10,064 |
なんと、合計で10,000円を超えていました!
得した金額を計算してみましょう。
Kindle Unlimitedの会費は、980円x3で、2,940円。
10,064-2,940=7,124
7,000円以上も得していることがわかりました!
さらに、『週刊ニューズウィーク日本版』も12冊読んでいまして、これだけで12×400円=4,800円!
ただし。これはその名の通り週刊誌なのですが、最新版は読めず、1週遅れでKindle Unlimited対象になります。
1冊400円の価値があるかどうかは意見が分かれるところだと思うので、表からは外しました。
ちなみに個人的には、その価値はあると思っています。
週刊誌という性質上、日々のニュースを追うのが目的ではなく、ある期間に起きたことをあとで振り返るのが目的なので。
日々のニュースはネットのサイトで見ています。
読書の効果
少し本題からはそれますが、これだけ本を読んで、その内容を100%いかせているのかというと……。
全くそんなことはありません。
正直、「この本、どんなこと書いてたっけ……?」というものもありますし、内容を覚えている本も、覚えているメッセージは1つだけというものも多いです。
著者の方には申し訳ないのですが……。
でも。わたしは本を読むと、その場その場でやる気が出ます。その場その場ですから、このやる気が何か月も続くということはありません。
が、それで十分なのです。また次の本を読んでその場限りのやる気を得て、次に進んでいく。読書後も覚えているメッセージがあればもうけもの、ぐらいに捉えています。
また、今回読んだ『どこでも誰とでも働ける』に、こんなことが書いてありました。
本が高いといっても、たかだか2000円くらいです。その中のたった1行が人生を変えてくれることだってあるわけで、そう考えると、ずいぶん安い投資です。
(尾原 和啓著『どこでも誰とでも働ける』より引用)
これ、完全に同意です。
さらに。1冊2000円でも安いとおっしゃっているのですが、Kindle Unlimitedだと月1,000円以下で何冊でも読めるわけですから、「こんなに安くて本当にいいんですか」聞きたくなるレベルです。
Prime Readingってどうなの?
ここからはオマケですが、AmazonさんはPrime Readingという読み放題サービスも展開しています。
月会費500円、年会費だと4,900円という値段が魅力的です。
で、ちょっと調べてみたのですが、↑の本でPrime Reading対象のものはわずかに1点。
やっぱり、読める本の多さはKindle Unlimitedの圧勝です。
まとめ
今回は、 Kindle Unlimitedが本当にお得かどうかを検証してみました。今回もかなり得していることがわかって、Amazonさんには感謝しかありません。
Kindle Unlimitedだからこそ、こんなにあれこれ手が出せるのです。1冊1冊買うとなると、やっぱりそれなりに検討をすることになりますからね。
その点、定額だと思うと気軽に試して、万一読むのを途中でやめても金銭的なダメージはゼロ。
実際に、『るるぶ京都’19 』は、わたしが担当する日本語の授業で10分ぐらい使っただけです。
普通に買うと800円を超えているわけで、10分のためにそんなお金は使えません……。
ちなみに、Kindle Unlimitedは1か月無料で試せますので、よろしければどうぞ。
ちなみに、Kindle本は無料アプリでも読めるのですが、わたしはずっとKindle端末で読んでいます。
なぜわざわざお金を払って端末を買うのか、次の記事にまとめてあります!
また、Kindle端末(4種類)を比較した記事はこちらです。