この記事では、オンラインタクシー「Grab」が言葉の壁を取り払おうとがんばっている件をご紹介します。
チャットが秀逸
まず、「Grab」は、運転手さんとのチャットがかなり充実しています。
チャットは運転手さんが決まってから、ピックアップポイントを伝えるのが主な役割。
どんな機能があるのか、見ていきましょう!
英語の定型文あり!
まず、チャットには英語の定型文があり、ここでだいたい事足りてしまいます。
その定型文を書き出してみます。
- Hello, are you nearby?(近くにいますか)
- Hi, I’m here already(ここにいます)
- OK, I’m coming over (今行きます)
- OK, I will wait for you (待っています)
あくまで「運転手さんと会うまでのやりとり」を念頭に置いているので、必要最小限ですね。
あと、オリジナルの定型文を登録しておくこともできます!
前もって英語やインドネシア語を調べて、登録しておいたら、いちいち悩むこともありませんね。
おすすめは「Sesuai aplikasi/GPS ya Pak/Bu」です。これは「アプリ/GPSのとおりお願いします」という意味。
オリジナルの定型文は3つまで登録できるので、うまく使っていきましょう!
Google翻訳搭載!
また、Google翻訳搭載で、日本語もインドネシア語に訳してくれます!
ためしに、「ありがとうございます」と打って送ると……。
自分の画面では翻訳の結果が確認できないのですが、運転手さんの画面を見たら、バッチリでした!
ちなみに、翻訳がわからない場合に報告するボタンまであります。
Google翻訳とともに、このチャットも進化を続けてくれそうです。
というか、Google翻訳そのものなんですけど。
写真も送れる!
さらに、困ったときには、写真を送ることもできます。
写真を送るときは、チャットボックスのカメラのアイコンをタップしましょう。
あとは、カメラが立ち上がるので、撮影して送るだけです。
定型文の「ここにいます」と一緒に写真を送れば、運転手さんにもわかりやすそう!
これだけチャットが充実していれば、英語やインドネシア語が苦手でも、なんとかなりそうですよね。
ちなみに、Go-Jekでも運転手さんとチャットはできますが、上でご紹介した機能は1つもありません……。
「OVO」のチャージも言葉いらず
それから、「Grab」の支払いに使える「OVO」という電子マネーがあります。
この「OVO」のチャージを運転手さん経由で行うことができるのですが、極端な話、しゃべらなくても手続きが完了します。
下の写真は、手続きの図解。
分かりにくいかもしれませんが、チャージの手続きが「Grab」のアプリ上で完結するというのがポイント。
金額も口頭で伝える必要がなく、アプリに入力すればOKです!
「OVO」のチャージ方法については、↓の記事をご参照ください。
Go-Jekでも運転手さんからチャージはできるのですが、チャージする旨も金額も口頭で伝えることになっています。
まあ、書いて見せてもいいんですけど。
アプリでそのあたりが済むとなると、かなり便利ですよね。
まとめ
この記事では、オンラインタクシー「Grab」が言葉の壁を取り払おうとがんばっている件をご紹介しました。
インドネシアだけでなく、いろんな国で展開しているだけのことはありますね。
ご参考になれば幸いです!