この記事では、インドネシアの電子マネー「Go-Pay」と「OVO」を比較します。
「Go-Pay」「OVO」とは?
まず、「Go-Pay」「OVO」について、かんたんにおさらいをしておきましょう。
「Go-Pay」も「OVO」も、インドネシアの電子マネーです。
両方ともオンラインタクシーサービスの支払いに使うことができます。
「Go-Pay」は「Go-Jek」の、「OVO」は「Grab」の支払いにそれぞれ利用可能です。
「Go-Pay」は「Go-Jek」社が開発したもの。
それに対し「OVO」は「OVO」という会社の電子マネーですが、「OVO」も「Grab」も「Lippo」という財閥グループ傘下です。
なので、「Go-Pay」と「OVO」の比較は、「Go-Jek」と「Lippo」の電子マネーの比較とも言えます。
では、見ていきましょう!
チャージ手数料
まず、チャージ手数料については引き分け。
両方とも、手数料無料でチャージできるのは、オンラインタクシー(バイクタクシー含む)の運転手さん経由のみです。
あとは、チャージ1回につき1,000〜2,000ルピア手数料がかかるのが普通です。
以前は、「OVO」のほうが無料でチャージできる方法が圧倒的に多かったんですが……。
2020年3月2日に規約が改定されてしまいました。
キャッシュバック
次に、キャッシュバックについては、引き分けとしました。
OVOはいつでもキャッシュバックがあるのですが、ポイントでのキャッシュバックになっています。
このポイントは、出金(銀行口座への振込)ができないという欠点があるんですよ。
一方、Go-Payはキャッシュバックも「Go-Pay」の形。
キャッシュバックされた分も出金できるものの、キャッシュバックがあるのはキャンペーン期間のみなんです。
出金(銀行口座への振込)
最後に、出金(銀行口座への振込)についてまとめてみました。
結論から言うと、OVOに軍配が上がります。
項目 | OVO | Go-Pay |
---|---|---|
手数料 | 2,500ルピア | 2,500ルピア |
着金までの時間 | リアルタイムで着金 | 2営業日 |
受取人氏名 | 口座番号から自動的に検出 | 手入力が必要 |
OVOはリアルタイムで着金する上、口座番号を入力すれば、受取人の名前も自動で出してくれます。
一方、Go-Payの場合、着金まで2日かかります。
何より、受取人の名前は自分で手入力ということで、間違えた場合のことを思うとちょっとコワイ(なんとなく)。
そんなわけで、やっぱりOVOの勝ちです。
両方使うのがおすすめ
そんなわけで、「Go-Pay」と「OVO」、双方にいい点があります。
どっちがいいの?と聞かれても答えられませんが、両方使うほうがメリットが断然大きくなるのは確か。
オンラインタクシーに乗る場合でも、「Go-Jek」と「Grab」を比較して、安い方に乗れますし。
まとめ
この記事では、インドネシアの電子マネー「Go-Pay」と「OVO」を比較しました。
ご参考になれば幸いです!