タブレットなどを使った授業が当たり前になってきた今、こんなことを思っていらっしゃるかもしれませんね。
- Fireタブレットは安いけど、安いだけに授業に使えるか不安。
- Fireタブレットを授業に使ったら、どんなことができるの?
わたしは以前は授業にiPadを使っていたのですが、故障を機にFireに乗り換えました。
結論から言うと、次のような使いみちなら、Fireタブレットでじゅうぶん間に合います。
- Zoomで補助的に使う(「Fire HD 8」以上を推奨)
- 教室で音声を流す
- 教室で画像を見せる
この記事では、iPadの代わりにFireタブレットを授業に使ってみて気づいた点をシェアします。
なお、わたしは主に授業を実施するのにFireを使っていますが、ウェビナーの受講にも、ふつうに使えています。
Fireタブレットのいい点
では、Fireタブレットのいい点を4点ご紹介します。
- コスパ良好
- Zoomが使える(「Fire HD 8」以上を推奨)
- Bluetoothスピーカーとの接続良好
- Zoom以外にも授業で使えるアプリがある
では、コスパから見ていきましょう。
①コスパ良好
Fireタブレットのいい点は、まず、なんと言っても安いこと。
当時、型落ちのiPad(新品)が3万円ちょっとで買えそうだったので、そちらにしようと思っていたのですが……。
Fireタブレットもちょうどセール中で、8インチならなんと7,480円だったんです!
正直、iPadも、授業で画像を見せたり、音声を流したりするのがメインだったので、そのあたりがクリアできれば全然問題ないわけですね。
わたしは読み放題サービスを利用するほど読書好きなのですが、読書には別途Kindle端末を使っていますし。
実際に、教室で使う分には全く問題ありません。
準備の段階で不満な点はありますが、それは後ほどご紹介します。
②Zoomが使える(「Fire HD 8」以上を推奨)
次に、FireはZoomが使える点も見逃せません。
タブレットはPCよりも描画がしやすいので、線を引いたりして重要なポイントを強調するのにはピッタリです!
ご参考までに、Fireタブレットで描画した様子を動画にしてみました。
ちなみに、学生側からみた画面をイメージいただくために、PC側の画面を録画しました。
とにかく、この程度なら、十分使えます!
- FireタブレットのZoomで入室し、画面共有機能を使っています。
- この使い方をするなら、スペックの関係で「Fire HD 8」または「Fire HD 10」がおすすめです。
文字を書くならペンをおすすめ
動画の後半では線を引いてみたのですが、指だとうまくいきませんでした。
特に文字を書く場合は、タブレット用のペンを準備したほうがいいでしょう。
いろいろ調べてみたところ、次のペンが1,000円以下と買いやすく、ちゃんと使えるみたいです。
ウェビナーの受講にも使える
少し横道にそれますが、手持ちのFire HD 8はウェビナーの受講にも、ふつうに使えています。
画面共有や描画もできるので、当然といえば当然ですね。
③Bluetoothスピーカーとの接続良好
それから、FireタブレットはBluetoothスピーカーとの接続も、ものすごく速いんです。
iPadだと、Bluetoothをオンにして、画面上に出てくるスピーカーの名前をタップして待つ、というのが通常運転でした。
が、Fireタブレットだと、Bluetoothをオンにした瞬間にスピーカーとつながることが普通。
これ、意外と便利で助かっています。
職場には色違いで同じメーカー・同じ機種のスピーカーが2台あるからです。
2台とも、タブレット上に表示されるスピーカーの名前も同じだったりするんですよね。
どっちがどっちかわからない、ということも多々発生していたのですが、Fireにしてからはそういうこともなくなりました!
④Zoom以外にも授業で使えるアプリがある
最後に、Zoom以外にも授業で使えるアプリがちゃんとある点。
わたしは日本語の授業で使っているのですが、次の文字(ひらがな・かたかな・漢字)学習アプリが、全部Fireでも使えるんです!
使いたいアプリがあるかどうかはAmazon公式サイトで検索して調べることができます。
とくに「Kanji Memory Hint」は、『まるごと』という日本語の教科書に対応しています。
Fireタブレットの悪い点
コスパやスピーカーとの接続が良好なFireタブレットですが、1点、悪い点があります。
それは、準備の段階で、音声ファイルを整理するのが大変な点。
iPadを使っていた当時、わたしはMacで教科書の課ごとにプレイリストを作り、iPadに同期していました。
が、もちろんMacのプレイリストなんて、Fireタブレットには同期できません……。
今は苦肉の策で、フォルダを管理する無料アプリ(File Commander)をFireに入れて、なんとかしのいでおります。
課ごとにプレイリストを作っていたのを、フォルダごとにまとめたわけですね。
このアプリ、広告がうっとうしいのですが、それ以外は問題なく使えております。
ちなみに、以前はES File Explorer File Managerというアプリを使っていたんですが、音声ファイルを再生する際、1つ問題がありまして……。
1つのファイルを再生し終わったら自動的に止まってしまう(次のファイルに行かない)んですよね。
そのまま次の音声を再生したいときなんかは、不便でした。
その点、先にご紹介したFile Commanderは、次々とファイルを再生してくれます。
まとめ
この記事では、iPadの代わりにFireタブレットを授業に使ってみて気づいた点をシェアしました。
問題なく使えますし、コスパを考えるとFireの圧勝と言えます。
Zoomでのご利用を検討中なら、「Fire HD 8」か「Fire HD 10」がおすすめです。