テザリングができるeSIMベスト3は?

テザリングができれば、ポケット型WiFiがなくてもPCなどでネットが使えて便利です。

この記事では、テザリングができるeSIMのベスト3を紹介します。

結論から言うと、テザリングするなら楽天モバイルがいちばんおすすめです。

詳しくは、続きをお読みください。

テザリングができるeSIMベスト3

テザリングができるeSIMのベスト3は、次のとおりです。

楽天モバイルとLINEMOは実際に使っています。

テザリングをするので、使い放題か、ギガを使い切ってもそこそこ速いeSIMを選びました。

3社を比較した結果は、次のとおりです。

	楽天モバイル	mineo	LINEMO
初期費用	0円	3,300円	0円
eSIM発行手数料	0円	440円	0円
ネットの速度	いつでも高速	平日昼間は遅くなりがち	いつでも高速
ギガ数	3GB〜無制限	（a）使い放題 または （b）5GB〜20GB ※	3GB〜10GB／ 20GB〜30GB
月額料金	1,078円〜 3,278円	（a）660円〜2,200円 または （b）1,650円〜2,178円 ※	990円〜2,080円／ 2,970円〜3,960円
特長	20GBを超えると3,278円/月で使い放題に	（a）300kbps〜3Mbpsで使い放題 （b）ギガを使い切っても1.5Mbpsで使える ※	ギガを使い切っても300kbps〜1Mbpsで使える・LINE使い放題
注意点	180日間使わない場合は利用停止の可能性あり	（a）平日昼間は極端に遅くなる （a・b）3日間で10GB以上使うと速度制限あり ※	LINE使い放題には例外あり（トークや音声・ビデオ通話は使い放題）
公式サイト	楽天モバイル	mineo	LINEMO

※ mineoの（a）（b）は以下のプラン・オプションに関する情報です。
（a）「マイそく」というプラン
（b）「パケット放題Plus」というオプション
詳しくはこの記事のmineoについての解説をご参照ください。

各社を詳しく見ていきましょう。

楽天モバイル｜月3,278円で使い放題！

まず、楽天モバイルです。

メリット・デメリットは次のとおり。

楽天モバイルは、使った分だけ後払いで、20GBを超えると月3,278円で使い放題になります!

詳しくは、次の表のとおりです。

ギガ数	料金/月
〜3GB	1,078円
〜20GB	2,178円
20GB〜	3,278円

以前は電波に不安があったのですが、2023年6月以降はその弱点も克服しています。

楽天モバイルの電波の人口じんこうカバー率は、大手3社と同じ（99.9%）です。

実際、大阪だと地下鉄でも問題なく使えています。

180日間利用がないと利用停止の可能性がありますが、ふつうに使っていれば全く問題になりません。

楽天モバイルのeSIMについてまとめた記事もありますので、よろしければどうぞ。

楽天モバイルの公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。

mineo｜テザリングに有利なプランやオプションが充実！

2番目のおすすめなのはmineoです。

メリット・デメリットをまとめました。

mineoには、テザリングに有利な「マイそく」というプランや「パケット放題Plus」というオプションがあります。

一方、初期費用がかかる点や、平日昼間はネットが遅くなりがちな点、使うギガによっては速度制限がかかる点には注意が必要です。

「マイそく」と「パケット放題Plus」について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

「マイそく」と「パケット放題Plus」を併用することはできません。

マイそく｜使い放題だが平日昼間は極端に遅くなる

「マイそく」には次のプランがあり、お手頃な料金でネットが使い放題になります。

プラン名	料金/月	速度
ライト	660円	最大300kbps
スタンダード	990円	最大1.5Mbps
プレミアム	2,200円	最大3.0Mbps

ただし、安いだけあって、次の場合に速度制限がかかってしまいます。

mineoは他社回線を使っているので、もともと平日昼間は速度が遅くなりがちです。

さらに「マイそく」では月〜金の昼12時から13時の間は32kbpsというとんでもない速度にまで落ちてしまいます……。

32kbpsについて、mineo公式の見解は次のとおり。

32kbpsではメールやメッセージなどテキスト情報のやり取りはできますが、それ以外の用途（Webサイト閲覧 QR決済など）ではほとんどご利用いただけません。

mineo公式サイトより引用しました。

LINEのトークなど、テキストでのやり取りぐらいしかできないわけですね。

パケット放題Plus｜ギガを使い切っても1.5Mbpsでネットが使える

mineoには「パケット放題Plus」というオプションがあります。

このオプションを「マイピタ」という（ギガ数が決まった）プランにつけると、ギガを使い切ってもそこそこのスピード（1.5Mbps）でネットが使えます。

1.5Mbpsは、YouTubeなら下から2番目の画質の動画が問題なく見られるレベルです。

「マイピタ」+「パケット放題Plus」の料金を表にまとめました。

次の表で「シングルタイプ」はネットだけが使えるプラン。「デュアルタイプ」はネットと電話番号が使えるプランです。

ギガ数	シングルタイプ（月額）	デュアルタイプ（月額）
5GB	1,650円	1,903円
10GB	1,705円	1,958円
20GB	1,925円	2,178円

シングルタイプもデュアルタイプも1GBのプランがありますが、「パケット放題Plus」はつけられないため表には入れていません。

たとえば5GBのシングルタイプなら、5GBを使い切ったあとも1.5Mbpsでネットが使えます。

ただし、繰り返しになりますが、mineoは楽天モバイルやLINEMOとは違って、初期費用がかかります。

また、他社の回線を借りているためどうしても平日昼間はネットの速度が遅くなりがち。

さらに、「パケット放題Plus」でも、3日間で10GBを使った場合に、速度制限がかかるのでご注意ください。

mineoのeSIMについて詳しくまとめた記事はこちら。

mineo公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。

LINEMO｜ギガを使い切っても300kbps〜1Mbpsで使える！

最後にLINEMOです。

メリット・デメリットは次のとおり。

LINEMOには基本3GB・20GBのプランがあり、それぞれギガを使い切ってもそこそこの速度でネットが使えます。

詳しくは、次の表のとおり。

プラン名	ギガ数/月	料金/月	速度制限*
LINEMOベストプラン	3GB〜10GB	990円〜2,090円	10GB超：300kbps 15GB超：128kbps
LINEMOベストプランV	20GB〜30GB	2,970円〜3,960円	30GB超：1Mbps 45GB超：128kbps

わたしが300kbpsの制限を受けたときは、YouTubeの動画が5秒ぐらい待てば見られるレベルでした。

LINEMOベストプランVだと、30GBから45GBまでは1.0Mbpsでネットが使えます。

1.0Mbpsは、YouTubeの上から4番目の画質の動画がほぼ問題なく楽しめるレベル。

YouTube公式サイトによると、上から4番目の動画の視聴に推奨されているネット速度は1.1Mbpsです。

さらに、どちらのプランでもギガを気にせずLINEが使えます!

・LINEの機能の一部（現在地の共有・スタンプショップの利用・ニュースの閲覧など）は使い放題の対象外。トークや通話はギガを気にする必要のない使い放題です。
・OS・ブラウザ・アプリなどのアップデート、Wi-Fi からの切替などの技術的要因により、使い放題の対象外になる場合があります。詳しくは、LINEMO公式サイトでご確認ください。

LINEMOのeSIMについてまとめた記事はこちら。

LINEMOの公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。

よくある質問

eSIMでのテザリングについてよくある質問をまとめました。

まとめ

この記事では、テザリングができるeSIMのベスト3を紹介しました。

ベスト3は、次のとおりでしたね。

	楽天モバイル	mineo	LINEMO
初期費用	0円	3,300円	0円
eSIM発行手数料	0円	440円	0円
ネットの速度	いつでも高速	平日昼間は遅くなりがち	いつでも高速
ギガ数	3GB〜無制限	（a）使い放題 または （b）5GB〜20GB ※	3GB〜10GB／ 20GB〜30GB
月額料金	1,078円〜 3,278円	（a）660円〜2,200円 または （b）1,650円〜2,178円 ※	990円〜2,080円／ 2,970円〜3,960円
特長	20GBを超えると3,278円/月で使い放題に	（a）300kbps〜3Mbpsで使い放題 （b）ギガを使い切っても1.5Mbpsで使える ※	ギガを使い切っても300kbps〜1Mbpsで使える・LINE使い放題
注意点	180日間使わない場合は利用停止の可能性あり	（a）平日昼間は極端に遅くなる （a・b）3日間で10GB以上使うと速度制限あり ※	LINE使い放題には例外あり（トークや音声・ビデオ通話は使い放題）
公式サイト	楽天モバイル	mineo	LINEMO

この記事が、eSIM選びのお役に立てば幸いです!