一時帰国を10回以上したことのあるサトです。
一時帰国中はLINEMOなどを使っていますが、J:COM MOBILEも気になったので試しに使ってみました。
この記事では、J:COM MOBILEを一時帰国に使うメリット・デメリットを解説します。
結論を先に書いておくと、次のとおりです。
他社の回線を借りている割に、平日昼間でもネットが速く、感動しました。
さらにご実家でJ:COMのインターネットを使っていれば、月1,078円で5GB使えるので、検討の価値ありです。
そうでない場合は、正直LINEMOのほうがおすすめできます。
詳しくは、続きをお読みください。
一時帰国にJ:COM MOBILEを使った感想
J:COM MOBILEは、インターネットやケーブルテレビでおなじみのJ:COMが運営しています。
実際に使った感想をひとことで言うと、セット割が適用されるならおすすめということ。
ご実家でJ:COMのネットなどを使っていれば、1,078円/月で5GBも使えますからね。
わたしがメインで使っているLINEMOは、990円/月で3GBです。
また、J:COM MOBILEはギガ数だけでなく、回線品質もかなりのレベル。
平日昼間でも10Mbps(ダウンロード)ぐらいは出ています。
10Mbpsあれば、YouTube動画のHD画質(2番目にいい画質)を余裕で視聴できます。
J:COM MOBILEのように他社の回線を借りているサービスは、平日昼間などのネット速度が遅くなりがち。
その点もしっかりクリアしています!
一方、セット割がないと、1,078円/月で使えるのは1GBだけ……。
他の点を総合的に判断しても、セット割が使えないならLINEMOのほうがおすすめです。
一時帰国にLINEMOを使うメリット・デメリットをまとめた記事はこちらです。
では、次にJ:COM MOBILEを一時帰国に使うメリットを解説します。
一時帰国にJ:COM MOBILEを使うメリット
一時帰国にJ:COM MOBILEを使うメリットは、次の5点です。
順に見ていきましょう。
初期費用・解約手数料ゼロ
J:COM MOBILEは、初期費用も解約手数料もゼロです。
解約手数料がゼロのサービスは、今や珍しくないのですが、初期費用もゼロのサービスは数が限られています。
オンラインで申し込んだ場合に、初期費用がゼロになります。
もちろん縛りもないので、安心して契約できますね。
1,078円/月で電話番号をキープできる
J:COM MOBILEは、月1,078円で日本の電話番号をキープできます。
海外にいる間も、日本のサービスのSMSを認証をクリアできたり、余ったギガ数を繰り越せたりできるため、利用価値は高いと言えるでしょう。
ちなみにLINEMOでも海外でSMS認証をクリアできます!
海外でもSMS認証をクリアできる
J:COM MOBILEなら、海外で日本のサービスのSMS認証をクリアできます。
わたしは以前、海外でメルカリにログインしようとして、SMS認証を求められました。
当時は楽天モバイルを利用していたため、難なくクリア。
同じことが、J:COM Mobileでもできるわけです!
SMSの受信料が無料なのも、うれしいポイントですね。
余ったギガを翌月に繰り越せる
J:COM MOBILEは、余ったギガ数を翌月に繰り越せます。
これは他社ではなかなかないメリットです。
繰り越せるのは1か月だけですが、海外組には大きなポイントではないでしょうか。
一時帰国中のギガ数が増えるわけですからね。
平日昼間もネットが速い
J:COM MOBILEは、平日昼間も高速のネットが楽しめます。
なぜこれをわざわざ書くかと言うと、J:COM MOBILEのように他社回線を借りているサービスは、混雑時のネット速度が遅くなりがちだからです。
HISモバイルも、ドコモなどの回線を使っています。
どれぐらい速いかを、他社と比較した結果を表にまとめました。
J:COM Mobile | HIS モバイル | LINEMO | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|---|
速度(Mbps) | 10.5 | 0.5 | 21.9 | 12.9 |
いずれも実測値で、平日の昼12:30ごろ、3回測定して平均を出しています。
J:COM MOBILEは10Mbpsぐらい出ていますね。
これだけ速度が出ていればYouTubeのHD画質(2番目のいい画質)の動画を余裕で視聴できます。詳しくは、Google公式サイトをご参照ください。
LINEMOと楽天モバイルは自社回線を使っているのでさらに速いのですが、J:COM MOBILEも十分なレベルでしょう。
J:COM MOBILEの公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。
一時帰国にJ:COM Mobileを使うデメリット
一方、一時帰国にJ:COM MOBILEを使うデメリットは、次の3点です。
こちらも順に解説していきます。
申込に日本の電話番号が必要
J:COM MOBILEは、申し込む際に日本の電話番号が必要です。
携帯でも固定電話でもOKなのですが、電話番号がない場合は申し込めないのでご注意ください。
LINEMOは電話番号がなくても申し込めます!
最安のプランで使えるギガ数が少ない
J:COM MOBILEは最安プラン(1,078円/月)で1GBしか使えません。
LINEMOは990円/月で3GB使えるので、ちょっと物足りない印象です。
ただJ:COM MOBILEは、余ったギガ数を翌月に繰り越せますし、セット割で1,078円/月で5GB使えます。
このあたりを検討して選ぶといいでしょう。
解約手続が面倒
J:COM MOBILEは、解約手続が少し複雑で面倒です。
オンラインフォームに記入・送信しただけでは終わりません。
J:COM MOBILEから確認の電話があり、その後やっと解約手続を進めてくれるんです……。
わたしも結局は解約しましたが、フォームで都合のいい日時を指定できたのは救いでした。
ちなみに、解約のタイミングについて、公式サイトに次のとおり書いてあります。
Q: 解約の手続きは、いつまでに連絡すれば良いですか?
ご連絡の目安として1ヶ月程度前までのご連絡をお願いします。
J:COM公式サイトより引用
オンラインですぐ解約できるサービスが多い中、J:COM MOBILEは注意が必要ですね。
一時帰国におすすめのSIM3選
セット割が適用されるならおすすめのJ:COM MOBILEですが、そうでない場合はLINEMOがおすすめです。
LINEMOは目立った欠点がなく、誰にでも自信を持っておすすめできるので。
LINEMOを含め、一時帰国におすすめのSIMを3つ挙げると、次のとおりになります。
すべて実際に使った上で、比較した結果は次のとおりです。
LINEMO | HISモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 0円 |
維持費/月 | 990円 | 280円 | 1,078円 |
3GB/月の料金 | 990円 | 770円 | 1,078円 |
20GB/月の料金 | 2,970円 | 2,090円 | 2,178円 |
海外で申込 | 可 ※1 | 可 ※1 | 可 ※1 |
海外で解約 | 可 ※2 | 可 | 可 |
電波 | いつでもどこでもネットが速い | ネットが遅くなる時間帯も | いつでもどこでもネットが速い |
海外での利用 | ネット/通話/SMS可 ※2 | 通話/SMS可 | ネット/通話/SMS可 |
利用停止 | なし | なし | あり |
その他の特長 | LINEが使い放題 ※3 | 初期費用は特典でまかなえることも | 海外→日本に無料で電話し放題 |
オススメ度 | |||
公式サイト |
※1 申込は海外で、利用開始(開通)の手続は日本で行います。
※2 海外での解約や利用には「世界対応ケータイ」への加入(無料)が必須です。新規申込の場合、加入できるのは利用開始から5か月目以降です。また加入手続は基本的に日本で行う必要があります。
※3 一部LINEギガフリーの対象外あり。LINEでのトーク、音声・ビデオ通話などは使い放題です。
この3社にたどり着くまでに、14年で10種類以上のSIMを試し、情報収集もしました。
詳しくは、次の記事をご覧ください。
では3社について、かんたんに解説しますね。
第1位:LINEMO|選んでおけば後悔なし!
まず、LINEMOです。
先ほども書いたとおり、LINEMOはこれと言った欠点がないため、選んでおけばSIM選びで失敗することはありません。
LINEMOはJ:COM MOBILEと同じく、初期費用も解約手数料もゼロ。
海外でもSMS認証OKですし、自社回線(ソフトバンク)なので、いつでも高速でネットが楽しめます。
LINEMOのメリット・デメリットをまとめると、次のとおりです。
- 初期費用も解約手数料もゼロ
- 月990円のお手軽なプランがある
- 長期間、使わなくても利用停止にならない
- 自社回線でいつでもネットが高速
- 海外でもSMS認証がクリアできる
- LINEを使ってもギガ数が減らない※
- 日本でのデータ通信料金が少し高め
※一部LINEギガフリーの対象外あり。LINEでのトーク、音声・ビデオ通話などは使い放題です。
デメリットは20GBの料金が少し高めである点。
ただ、3GBのプラン(990円/月)でもLINEのトーク、音声・ビデオ通話などは使い放題!
月990円で一時帰国を乗り切れるケースも少なくないでしょう。
一時帰国にLINEMOを使うメリット・デメリットをまとめた記事はこちらです。
また、LINEMOの公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。
\ 月990円でOK!/
第2位:HISモバイル|とにかく安い!
次は、HISモバイルです。
最大の特長は、何と言っても安いこと。
なんと290円/月で電話番号をキープできて、海外でもSMS認証をクリアできます。
一方、平日昼間はネットが遅くなりがち。
2023年4月現在、スマホでYouTubeを見る場合も、5秒ほど待つケースがありました。
HISモバイルのメリット・デメリットは次のとおりです。
- 海外でも日本でもお得
- ドコモ回線で安心
- 海外でもSMS認証OK
- 解約手数料ゼロ
- 解約もネットで完結
- 利用停止なし
- 初期費用がかかる※
- 支払方法がクレカのみ
- 平日昼間はネットが遅くなりがち
※初期費用は、特典でカバーできる場合があります
HISモバイルを一時帰国に使うメリット・デメリットをまとめた記事はこちら。
また、HISモバイルの公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。
第3位:楽天モバイル|海外でも安く使える!
最後に、楽天モバイルです。
楽天モバイルは、1,078円で番号がキープできるほか、海外でも次のようにいろいろ使えます。
- 日本の番号に無料で電話かけ放題
- 2GBまで無料でデータ通信
- SMS認証もOK
海外での対応エリアについては、楽天モバイル公式サイトをご覧ください。
デメリットは、電波の人口カバー率が少し低い点。
ですが、わたしが大阪で使っている限りでは問題ありません。
楽天モバイルのメリット・デメリットは次のとおりです。
また、楽天モバイルを一時帰国に使った感想をまとめた記事はこちら。
楽天モバイル公式サイトには、次のボタンからアクセスできます。
\ ネットも電話も使い放題! /
まとめ
この記事では、J:COM MOBILEを一時帰国に使うメリット・デメリットを解説しました。
メリット・デメリットは次のとおりでしたね。
J:COM MOBILEはセット割が使えるならおすすめですが、そうでない場合はLINEMOなどのほうがメリットが大きいでしょう。
LINEMO | HISモバイル | 楽天モバイル | |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 3,300円 | 0円 |
維持費/月 | 990円 | 280円 | 1,078円 |
3GB/月の料金 | 990円 | 770円 | 1,078円 |
20GB/月の料金 | 2,970円 | 2,090円 | 2,178円 |
海外で申込 | 可 ※1 | 可 ※1 | 可 ※1 |
海外で解約 | 可 ※2 | 可 | 可 |
電波 | いつでもどこでもネットが速い | ネットが遅くなる時間帯も | いつでもどこでもネットが速い |
海外での利用 | ネット/通話/SMS可 ※2 | 通話/SMS可 | ネット/通話/SMS可 |
利用停止 | なし | なし | あり |
その他の特長 | LINEが使い放題 ※3 | 初期費用は特典でまかなえることも | 海外→日本に無料で電話し放題 |
オススメ度 | |||
公式サイト |
※1 申込は海外で、利用開始(開通)の手続は日本で行います。
※2 海外での解約や利用には「世界対応ケータイ」への加入(無料)が必須です。新規申込の場合、加入できるのは利用開始から5か月目以降です。また加入手続は基本的に日本で行う必要があります。
※3 一部LINEギガフリーの対象外あり。LINEでのトーク、音声・ビデオ通話などは使い放題です。
この記事が、SIM選びのお役に立てば幸いです!