この記事では、Kindle Voyageを3か月使った感想をご紹介します。
※AmazonはKindle Voyageの販売を終了してしまいました。
このため、今は新品では買えなくなっています。
Kindle Voyageの特長とは?
Amazonのサイトで、Kindle Voyageの特長として挙げられているのは、以下の2点です。
明るさの自動調整機能
ページめくりボタン
なのですが、3か月使った感想は、両方とも、あってもなくてもいいというもの。
明るさの自動調節と言っても、わたしが読むのはいつも部屋の中。
明るさもそこまで変わらないわけです。というか、そもそもバックライトなしでもいいぐらい。
ページめくりボタンも、ずっと本体を握っている人(満員電車で立ち読みとか)ならまだしも、部屋で座って読む分には、画面をタッチしてページをめくれれば十分。
クセでそうしてしまいますし、特に不便と感じたこともありません。
ちなみに、この「クセ」は、長年Kindle Paperwhite(ページめくりボタンなし)を使ってきて、体にしみついたものです。
Kindle Voyageのいい点
機能面ではけちょんけちょんに書いてしまったKindle Voyageですが、それでもいい点はあります。
以下、わたしが長年使ってきたKindle Paperwhiteと比べて「いい」と感じた点をご紹介します。
【1】画面が傷つきにくい!
まず、強化ガラスを使っているらしく、画面が傷つきにくい点。
わたしはケチって液晶保護フィルムも買わなかったのですが、結果的に大正解。今のところ、かすり傷ひとつ付いていません。
ちなみにKindle Paperwhiteも、当初は液晶保護フィルムなしで使っていたのですが、少し傷がついたのであわててフィルムを買いました。
【2】デザインがいい!
それから、デザインがいい点。
Kindle Paperwhiteと比べると、Kindle Voyageのほうがデザインのよさでは格段に上です。わたしの好みですが。
写真をご覧ください。
Kindle Voyageは、Kindle Paperwhiteに比べて一回り小さくなっています。より正方形に近くなって、個人的にこの形が気に入っています。
それから、Kindle Paperwhiteだと画面が若干へこんでいる(段差がある)んですが……。Kindle Voyageは、外枠と画面が一体になっているところもポイント高し。
ちなみに、Kindle PaperwhiteとKindle Voyageを比べた場合、↑でご紹介した以外の点(サイズや重さなど)では、気になるような違いはありません。
Kindle Voyageのほうが小さく、軽くなっていますが、ざっくり一回り小さくなった程度だし、重さの差も20グラムぐらいしかありませんし。
詳しくは、この記事の下の方に比較表があるので、よろしければご覧ください。
Kindle Voyageの現在地
最後に、おまけですが、Kinlde Voyageの現在地についてご紹介します。
正直、Kindle Oasisができてから、Kindle Voyageの立ち位置がよくわからなくなっている感があります。Kindle Paperwhiteも含めて、表を作ってみました。
この表は、スマホで御覧頂いている場合、横スクロールが可能です。
Kindle Paperwhite | Kindle Voyage | Kindle Oasis | |
---|---|---|---|
価格(税込、円)※ | 13,280〜15,280 | 23,980〜29,180 | 29,980〜40,980 |
明るさ自動調整機能 | なし | あり | あり |
ページめくりボタン | なし | あり | あり |
ディスプレイサイズ | 6インチ | 6インチ | 7インチ |
ストレージ | 4GB | 4GB | 8GB/32GB |
防水 | なし | なし | あり |
内蔵ライト | LED4個 | LED6個 | LED12個 |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
重量(g)※ | 205〜217 | 180〜188 | 194 |
サイズ(mm) | 169x117x9.1 | 162x115x7.6 | 159x141x3.4〜8.3 |
- 価格は接続方法(Wi-Fiのみ/3Gつき)、キャンペーン情報の有無、容量などによって違ってきます。
- 2018年7月31日、2:30現在のAmazonでの価格です。
Kindle Voyageの最安モデルは、23,980円。
一方で、Kindleの最上位モデル、Kindle Oasisは最安で29,980円。
6,000円の差があるのですが、その6,000円で、大画面・大容量、おまけに防水つきのKindle端末が手に入ります。
しかも、Kindle Voyageの一番高いモデル(Wi-Fi+フリー3G)になると、3万円近くしますからね。800円足せばKindle Oasisの一番安いモデル(フリー3Gなし)が手に入るわけです。
ちなみにKindle Oasisでも、以下の特長は押さえています。
明るさの自動調整機能
ページめくりボタン
こんな状況なので、Kindle Voyageは、「もうちょい足して一番いいやつ(Kindle Oasis)買おう」という行動に駆り立てようとしているのかもしれません。
もしくは、「高すぎるからKindle Paperwhite(もしくは無印Kindle)買おう」という行動か。
わたしがKindle Voyageを手に入れたのは、ものすごく状態のいい中古品がネットオークションで格安で手に入ったから。これに尽きます。なんせ、10,000円程度でしたからね。
そうでなければ、Kindle Paperwhiteで十分です。
余談ですが、この中古に3Gがついていたおかげで、こんな↓トラブルも発生しました。
まとめ
というわけで、Kindle Voyageは、こんな方におすすめです。
☑明るさの自動調整機能とページめくりボタンを、少しでも安いモデルで使ってみたい!
☑Kindle Voyageのデザインにほれぼれする!
本を読むだけなら、正直Kindle Paperwhiteで十分です。
なお、Kindle Voyageはすでに販売終了しています。
現在、明るさの自動調整機能とページ送りボタンの両方がある機種は、Kindle Oasisのみ。
そのKindle Oasisも含めたKindle端末4種類を比較した記事もありますので、ご参考までに。