この記事では、オンラインタクシーの運賃が安い理由をご紹介します。
どれぐらい安いの?
オンラインタクシーは安いわけですが、普通のタクシーと比べてどの程度違いがあるのでしょうか。
結論から言うと、インドネシアの場合、半額またはそれに近いぐらいで済みます。
たとえばわたしが自宅から職場に行く場合。10km強の道のりですが、運転は↓のとおりです。
普: 7万ルピア弱
オ: 4万ルピア前後
(普:普通のタクシー、オ:オンラインタクシー)
また、短い距離でも最低限支払わなければならない金額もあるのですが、こちらも大きな違いがあります。
普: 2万ルピア
オ: 1万ルピア前後
(普:普通のタクシー、オ:オンラインタクシー)
カットできる費用
なぜオンラインタクシーが安いかと言うと、カットできる費用があるからです。
その費用は、大きく人に関わるものと、車に関わるものに分けられます。
人に関わる費用
まず、人に関わる費用。平たく言えば、給料です。大きく、運転手さんの給料と、オペレーターの給料があります。
運転手さんの給料は、普通のタクシー会社の場合、固定給がかかってしまいます。
その点、オンラインタクシーだと、固定給なし。完全歩合制です。
電話で配車をしてくれるオペレーターも、オンラインタクシーでは不要なので、その給料もまるまるカットできます。
配車はアプリで、乗客と運転手さんが直接やり取りしますからね。
普通のタクシー会社も、配車アプリを開発しているところがありますが、オペレーターもまだ生きています。
車に関わる費用
次に、車に関わる費用です。車は会社の所有物ではないので、いろいろカットできます。
一番大きいのは、車を買う必要がないことではないでしょうか。車は運転手さん個人のものなので。
当然、車両の登録費、税金、メンテの費用もすべて運転手さんの負担になります。
また、駐車場もいりません。普通のタクシー会社だと、車両を自社で保管する必要があります。当然、その駐車スペースが必要になりますよね。
その点、オンラインタクシーだと、車は各運転手さんのものなので、会社で駐車場を準備する必要はないわけです。
ちなみに、オンラインタクシーの場合、駐車場がいらないと言っても、事務所は構える必要があります。それも、進出先の各都市に。
物理的には、事務所はインドネシア国内に1つあればそれで済むはず。
実際、わたしの町にGo-Jekが進出してきたときは、運転手さんの登録はホテルで行っていました。
が、2017年4月に運輸省が制定した省令で、各都市で事務所を開かないといけないことに。
今はわたしの町にも、Go-JekやGrabの事務所があります。
オンラインタクシーならではの費用
さて、ここまで、カットできる費用を見てきましたが、オンラインタクシーならではの費用というのもありそうです。
それは、アプリの開発費。ここはオンラインタクシーの生命線と言ってもいいでしょう。
なんせ、乗客が廃車する手段はアプリのみだからです。
あと、運転手さんとのやり取りをアプリで行う場合もあります。
ただ、普通のタクシー会社も、Blue Birdのようにアプリの開発をしているところもありますが、アップデートの頻度は、オンラインタクシーの比ではありません。
たとえば、過去3か月間のアップデート回数は、次のとおりです。
Blue Bird 4回
Go-Jek 7回
Grab 22回
まあ、オンラインタクシーのアプリは、配車以外にもいろいろできるので、その分アップデート回数も増えるというところもあります。
食べ物を注文したり、バイク便を頼んだりとか。
あと、オンラインタクシーだと運転手さんへのボーナスも充実しているようです。
ただ、普通のタクシー会社のボーナスの実態がよくわからないので、外しました。
まとめ
この記事では、オンラインタクシーの運賃が安い理由をご紹介しました。
ご参考になれば幸いです!