今回は、ジャカルタ空港鉄道の支払に使える「プリペイドカード」についてまとめてみました。
チケット代の支払方法
他の記事でも書きましたが、ジャカルタ空港鉄道では、チケット代の支払に現金は使えません。
自動券売機の画面にも、「現金」という選択肢は出てきません。
支払方法は、下記のとおりです。
- デビットカード
- クレジットカード
- プリペイドカード
- クーポン
特に日本から出張や旅行などでジャカルタを訪れる場合は、①デビットカード、④クーポンとはほぼ無縁でしょう。
デビットカードはインドネシアの銀行口座がないと作れませんし、クーポンは何かの特典のようですし。
残るのは②クレジットカード(VisaかMaster)、あるいは③プリペイドカードということになります。
クレジットカードでの支払に抵抗があるという方は、「プリペイドカード」一択になってしまいます。
2021年3月現在、以下の電子マネーも利用可能です。
- OVO
- LinkAja
プリペイドカードとは?
プリペイドカードというのは、下の写真のような、クレジットカードサイズのカードです。
もちろん空港の駅でも手に入りますので、いろいろご紹介します。
【1】どこで買えるの?
このプリペイドカードを空港の駅で買いたいという場合は、BRIという銀行のデスクでゲットしましょう。
各ターミナルからスカイトレインで空港駅に着くと、空港鉄道の駅まで少し歩くことになります。
ここから空港鉄道の駅かな、という境界線ぐらい、ちょうどエスカレーターの下に、BRIという銀行のデスクがあります。
ここで買いましょう。デスクはご覧の通り、余裕で移動できる感じなので、見つからない場合は駅員さんに聞いてみてください。
ジャカルタ市内のBNI City駅で買いたい、という場合は、BNI City駅構内にある、BNI(銀行)で買いましょう。
営業時間をネットで調べてみたのですが、情報は取れておりません……。
【2】値段は?
空港駅で買えるカードは1枚100,000ルピア(800円弱)ですが、実際に使えるのは80,000ルピアのみ。20,000ルピアはカード代です。
80,000ルピアでも一応、チケット代の70,000ルピアはカバーできますが、残りは10,000ルピアのみ。
帰りも空港鉄道を利用する場合は、コンビニか、BRIという銀行でチャージしましょう。
一方、BRIではなくB「N」Iで買えるカードは、わたしの町では20,000ルピアで残高なしの状態でした。
【3】チャージ方法は?
BRI(銀行)のプリペイドカードをチャージできるコンビニや銀行は、下の写真のとおりです。ロゴを手がかりに探してみましょう! チャージの手数料は無料です。
AlfamartとIndomaretでは、最低5万ルピアから50,000ルピア単位でチャージ可能(50,000、100,000、150,000、200,000……)。
AlfaMidiでは最低25,000ルピアからチャージ可能です(25,000、50,000、75,000、100,000……)。
BRIではそのような制限はありません。
チャージするときはレジやカウンターで「Top Up」とか「Isi Ulang(イシ ウラン)」と言って、金額を伝えましょう。もしくは、「Top Up (Isi Ulang)Rp100.000」などと書いた紙を渡すのが早いかもしれません。
BRIではなく、「BNI」のカードは、BNIのATMやコンビニなどでチャージできます。支店でチャージできるかどうかは、情報が取れておりません……。BNIはわたしの町にもあるので、今度聞いてみます。
【4】空港鉄道でしか使えないの?
プリペイドカードと呼ばれるこのカードは、日本でいうとSUICAやPASMO(やICOCA)。
空港鉄道だけでなく、コンビニでの買い物や、高速道路の料金、駐車場代などなど、さまざまな支払に対応しています。
また、MRTでも使えます!
MRTについて、詳しくは次の記事にまとめてあります。
日本だとこういうICカードは鉄道会社が主導していますが、インドネシアでは銀行主導ということですね。
まとめ
今回は、ジャカルタ空港鉄道の支払方法をまとめてみました。
「ジャカルタはキャッシュレス化が進んでます! 」というのをアピールしたいのかもしれませんが、現金が使えないのは不便ですよね。
特に海外からの出張者や旅行者のことは考えていないとしか言いようがありません。プリペイドカードを使うという手もたしかにあります。
が、何回もインドネシアを訪れる人ならまだしも、1回しか来ないという人だと、帰国後はただのプラスチックのカードと化してしまいますね。
ここはぜひ、現金も支払方法に追加してほしいところです。