わたしはちょくちょくマレーシアの首都・クアラルンプール(以下「KL」)を訪れています。
マレーシアの「ICOCA」(Suica?)に当たる、「Touch’nGoカード」も持っているぐらい。
今回は、その「Touch’nGoカード」を使ったばっかりに起こったトラブルをご紹介します。
1駅で25リンギットも引かれた!
2018年4月、わたしはKL Sentral駅から1駅の、Kuala Lumpur駅に行きました。
なんか、駅舎がインスタ映えするデザインやと聞きまして。
利用したのは、KTMコミューター。運営しているのは、そのままですがKTM(マレーシア国鉄)です。
KL Sentralから5分もたたないうちにKuala Lumpur駅に到着し、Touch’nGoカードで改札を通ろうとしたのですが・・・。改札機が全く反応せず。
駅員さんに言いに行ったところ、すぐに改札をカチャカチャやってくれました。
と思いながら待つこと数十秒。駅員さんが「はい、OKです!」と言うので、再度試してみたところ、やっと改札が反応してくれました。
やっとや!と思い、改札を通ろうとしたのですがが・・・よく見ると、25.6リンギット(700円強)も引かれてる!
ひと駅、5分弱乗っただけででこんなに請求されるなんて、あり得ません。
それだけあれば、60km離れた空港にも行けるし!
あとで調べたら、本来はRM1.2の区間やったし!20倍以上も引かれたわけです。
このまま、タッチしてゴーするわけにはいきませんでした。
また駅員さんに言いに行ったら、「ああ、Touch’nGoカードのオフィス行ってください」とだけ言われました。
こういうとき、日本なら駅で「ピッ」とやって終わりなんですが、KTMで対応できないなら仕方がありません。
まあ、あとで行ってみるか・・・と思い、ひとまず駅舎の写真を撮りまくって、Touch’nGoのオフィスに向かいました。
当日は対応不可
Touch’nGoカードのオフィスには、以前も何回かお邪魔したことがあります。
なので、難なくたどり着けたのはよかったのですが・・・。
係員さんのこの↓一言で、まさかの展開に。
そう、この日は日曜だったのです。それにしても、この対応はひどすぎる。
なんて言ってみたのですが、どうあがいてもムダ。ダメ元で、こんなことを言ってみました。
……すると。係員さんの表情が一気に明るくなりました。
と言って、こんな↓紙切れをくれました。クレーム受け付けました、という証明っぽいです。

4か月後にほんまに対応してくれるんやろか・・・と言う不安はありました。でも待つしか選択肢がなかったので、仕方なかったんですが。
4か月後、全額返金
そして、2018年8月。平日に休みが取れたので、KLを訪れ、Touch’nGoカードのオフィスに行ってみました。
「ああ、このKTMのくだり、全部初めから説明せなあかんのかな……」と思うと若干テンション下がりましたが……。
なんと、例の紙きれを見せたら全てのみこんでくれました!
紙切れ、意外とすごい。というか、Touch’nGoの管理、意外としっかりしてます。
そして、4か月越しに25.6リンギットの返金を受けたのでした。
でも。
よく考えると、25.6リンギットは、もらい過ぎ。電車に乗ったのは間違いないので、全額返してもらうとタダ乗りになるわけです。
……というわけで、結果的に、タダ乗りになってしまいました。係員さんも「まあ、運賃1.2リンギットやし、ええか」と思ったのかもしれません。
それにしても、日本ではありえない対応に、やっぱり驚きを隠せませんでした。
まとめ
今回は、「Touch’nGoカード」を使ったばっかりに起こったトラブルをご紹介しました。
KTMでカードの処理ができないため、かなり手間がかかりましたが……ちゃんと返金してもらえたので、よしとします。
でも、次はKTM使うときは現金で利用しようかな……と思わされた1件でした。
ちなみに、Touch’nGoカードと言えば、こんな↓トラブルもありました。
ご参考になれば幸いです!