わたしは学生に日本語の多読をすすめている手前、自分も英語の多読をしたりしています。
で、2019年にハリーポッターシリーズの半分を日本語で、残り半分を英語で読みました。
その後、多読は一旦お休み。
ですが、いつかハリーポッターを最初から最後まで、英語で読みたいと思っていたんです。
そして、2020年に入り、多読を再開したところ、予想外の変化がありました。
この記事では、多読を再開することで起きた変化などをシェアします。
ハリーポッターを中途半端に読破
2019年、なんとなくハリーポッターの日本語版を読み始めたところ、ドハマリしました。
(ちなみにKindle Unlimited対象です)
1巻を読み終え、2巻から原書に切り替えたのですが、さすがにハードルが高く……。
多読の原則に従って、わからないところを飛ばして読んでいたのですが、わからなすぎてモヤモヤしか残りませんでした。
と思い、結局、全7巻のうち、4巻の半分ぐらいまで日本語で読みました。
背景知識を十分すぎるぐらい得た上で、続きは原書を読むという中途半端な形で読破。
表にまとめると、こんな感じです。
No. | タイトル | 日本語版 | 原書 |
---|---|---|---|
1 | ハリー・ポッターと賢者の石 | ○ | – |
2 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | ○ | – |
3 | ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 | ○ | – |
4 | ハリー・ポッターと炎のゴブレット | △(半分まで) | △(残り半分) |
5 | ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 | – | ○ |
6 | ハリー・ポッターと謎のプリンス | – | ○ |
7 | ハリー・ポッターと死の秘宝 | – | ○ |
それなりに達成感はありましたが、「いつか、はじめから原書で読んでみたい」という思いも出てきました。
とは言え、なかなか時間が取れず、ほったらかしに……。
なんせ、時間がかかってしかたがない。2019年は4月から読みはじめ、読み終わったのは12月でしたし。
半分、日本語で読んでこれですからね……。
と思うと、なかなか踏み出せませんでした。というか、燃え尽きたのか、多読自体に手がつかなくなっていました。
多読を再開
そして、2020年。コロナウイルスで比較的時間ができたので、多読を再開しました。
ハリーポッターの原書にリベンジしようと思ったのです。
で、原書の第1巻を開いて、びっくりしたことが2つありました。
覚えてない!!
まず、自分の記憶力のなさに驚愕しました。
1年ぐらい前に日本語で読んだはずなのに、「次どうなるんやろ」と、ストーリーを純粋に楽しめているんです。
スムーズに読める!!
そして、もうひとつの驚きは、うれしいものでした。
読むスピードが格段に上がっていたんです(個人の感想)!!
前回は一度原書を読むのをあきらめたのですが、今回はウソみたいにスラスラと読めることが多くなっています。
また、前回は第4巻の途中で本格的に原書に切り替えたわけですが、最後まで情景描写は飛ばして読んでいました。
ところが、今回は情景描写も含めてスムーズに読める。
2019年、一部とは言え原書で読んだのが効いたんだと思います。
わたしはもう40歳を過ぎているのですが、それでもまだ成長できるんやなあ、とうれしくなりましたよ。
ちなみに、今回は1巻から原書で読んでいるわけですが、4巻がもうすぐ終わるところまで来ています。
一方、前回は4巻の途中から最後まで原書で読いました。
なので、一応、原書でも1周はしたことになりますが、このまま最後まで読んでみます。
多読を再開して起きた変化
冒頭で、多読を再開したことで、予想外の変化があったと書きました。
これは、英語が速く読めるようになったことではありません。
英語力で言えば、ハリーポッターを原書で読む力がついたという話でしかありません。いや、これはこれでうれしいんですけど。
とにかく、ほかの洋書もスラスラ読めるという保証はないわけです。
予想外の変化というのは、他の小説や他のジャンルも英語で読んでみたいと思うようになったことです。
今、気になっているのは、『Factfulness』。
日本でも話題になった本ですね。サンプルを見ている限りではけっこう読めそうなので、原書でいこうかと思っています。
このように、新しいことに目が向くようになったのは、多読を再開したおかげです。
まとめ
この記事では、多読を再開して感じた変化などをシェアしました。
40を超えても成長できることが分かった上、新しいことに目が向くようにもなり、本当によかったと思っています。
なお、第二言語習得を英語学習にどう活かすかを解説した記事もありますので、よろしければどうぞ。