この記事では、インドネシアの電子マネー「Pampasy」をご紹介します。
「Pampasy」とは?
まず、「Pampasy」は何か?をご紹介しますと、電子マネーの名前です。
運営しているのは、「PT PAM Digital Technology」という会社。建設会社などを傘下に持つ「PAM Group」の一員です。
個人が利用する際は、スマホのアプリをダウンロードして使います。
「OVO」のようなイメージですね。
メリットは「ゼロ」
さて、この「Pampasy」ですが、使うメリットは残念ながら見当たりません。
理由は4つあります。
【1】使える店が限られている
まず、「Pampasy」を使える店は限られています。わたしの町では、とあるモールの中でしか使えません。
しかも、このモールではOVOも利用できるので、「じゃあ、OVOでええわ」となってしまいます。
ちなみに、店員さんに「Pampasyってどこで使えるんですか?」と聞いたところ、「バリックパパンとここだけ」との答えが。
バリックパパンは、カリマンタンの都市。そして、わたしの町はスマトラにあります。
店員さんの話が本当なら、ものすごく狭い範囲で勝負していることになります。
公式サイトを見ると、Pampasyが使える店としてカラワチスーパーモールの名前がありましたが、あとはだいたいバリックパパンの店でした。
【2】キャッシュバックなし(店員談)
次に、「Pampasy」は、キャッシュバックがありません。これは店員さんに確認しました。
「OVO」だと、10%のキャッシュバックがあるので、「Pampasy」を利用する意味がますますなくなります。
【3】iOS未対応(店舗用アプリのみあり)
3点目。「Pampasy」のアプリは、この記事を書いている時点で、Android版しかありません。
公式サイトにも、「Coming Soon」としか書いてません。
Androidを使っていないわたしは、いくら「Pampasy」を使いたくても、使えないということですね。
【4】運営体制が不安
最後になりますが、運営会社である「PT PAM Digital Technology」の情報が取れないので、お金を預けるのに不安を感じてしまいます。
PT PAM Digital Technology社の情報を検索してみたのですが、そもそも公式サイトが見当たらず……。
また、インドネシア中央銀行のサイトに、認可済みの電子マネーのリストがあるのですが、そこにも「PT PAM Digital Technology社」の名前はなく。
正直、いろいろ心配です。
悪気はなくても、二重請求されたり、エラーで残高ゼロになったりせえへんかな……と、わたしのような素人は心配してしまうのです。
その点、「OVO」は大手財閥傘下だし、日系企業(東証一部上場)が出資しているので、安心感があります。
まとめ
この記事では、インドネシアの電子マネー「Pampasy」をご紹介しました。
正直、利用価値は見出せませんでした・・・。
ご参考になれば幸いです。