この記事では、ジャカルタ空港鉄道の運賃(空港⇄市内)が70,000ルピアになった経緯をご紹介します。
当初は100,000ルピアの予定だった
当初、ジャカルタ空港鉄道の運賃(空港⇄市内)は、100,000ルピアになる予定でした。
これは、メダンの空港鉄道の運賃と同じです。
しかし、この運輸省が決めた運賃に対し、 大統領自ら「市民には高すぎる」と批判。
↓の記事にも書いてあるんですが、70,000ルピアという金額そのものも大統領が提示したんだとか!
そんな具体的な(具体的すぎる?)指示もあり、結局今の70,000ルピアに落ち着いたんだそうです。
大統領が電車の運賃に言及するなんて、と正直ちょっと思いましたが、それほど大切なことなのでしょう。
ジャカルタ空港鉄道を運営しているのは、railinkという会社。国のお金が入っている会社なので、なおさらです。
あと、大統領はただ「値下げしろ」というだけでなく、「スポンサーを探すなどして、値下げ分をカバー」するという案も提示していました。
ちなみに、大統領の値下げ要求が報じられたのは、2017年12月9日。全線開通(2018年1月2日)まで、残すところわずか3週間ちょっとというタイミングでした。
なかなか急なタイミングやなあ、と思いましたが、ちゃんと間に合わせてくるあたり、さすがです。
日本だとなかなかできないんじゃないでしょうか。というか、それ以前にちゃんと運賃決めてる気もしますが……。
メダンは放置……
そして、メダンの空港鉄道の運賃は、100,000ルピアで据え置きだったりします……。
↓の記事にもまとめてありますが、ジャカルタとメダンの空港鉄道は、運行距離も時間もほぼ同じなんですよ!
これにはメダン在住の日本人の知人も(冗談半分で)不満をもらしていました。
メダンの空港鉄道だと、ジャカルタのようにスポンサーを探すのも難しいのかもしれません。
まあ、知人は知人で、メダン空港鉄道に安く乗れる方法を知っていましたが。
まとめ
この記事では、ジャカルタ空港鉄道の運賃(空港⇄市内)が70,000ルピアになった経緯をご紹介しました。
利用者からすれば、ありがたい話ですね。経営が成り立たなくなると困るので、採算が合う範囲で、なんとかやりくりしていってほしいと思います。