わたしは年に5-6回、マレーシアの首都・クアラルンプール(以下「KL」)を訪れています。
この記事では、KLのうどん屋さん、「一優亭」をご紹介します。
「J’s Gate Dining 」の店のひとつ
「一優亭」は、Bukit Bintangのショッピングモール、Lot10にあります。
正確に言うと、「J’s Gate Dining」に店を構えています。
「J’s Gate Dining」は、手頃な値段で日本料理を楽しめる店が「これでもか」というぐらい集まったスペース。
詳しくは、↓の記事をご参照ください。
博多うどんの店
「一優亭」は、博多うどんの店です。
個人的には、博多の麺類といえば「うまかっちゃん」とかのラーメンでした。
そして、うどんと言えば香川を真っ先に思い浮かべていました。
……ですが、「博多うどん」という項目がWikipediaにもあってビックリ。
さらに、↓の一文にもビックリ。
博多はうどん伝来の地といわれる。(Wikipediaより引用)
オーダーを取ってくれたのは……
そんな一優亭ですが、店に入って、英語で注文をしようとすると、「日本の方ですか」と流暢な日本語で返されました。
いや、流暢と言うか、この方、日本人だったのです! しかも、一優亭のオーナーさん!
オーナーさん自らオーダーを取り、会計もしてくれました。また、わたしがうどんを食べているときは、事務作業もされているようでした。
お話を聞くと、「J’s Gate Dining」でも、最前線に日本の方が店にいるというのは珍しいとのこと。
そら、そうだと思います。「J’s Gate Dining」では、500円ぐらいから日本食が楽しめる、良心的な店が多いので……。
この一優亭さんも、例外ではありません。メニューを見ると、15リンギットぐらい(400円強)のうどんもあります!
高給取りの日本人が何人もいたら、商売が成り立たないはず。
そんな中、あえて最前線に立ち、オーダーを取り、会計も担当し、さらに、事務作業までこなす。
一人で何役もこなす姿を見ていると、自分も仕事をがんばろうと思えてきました。
うどんへのこだわり
それだけお忙しいオーナーさんですが、いろいろお話を聞くこともできました。
一優亭は博多発祥の店で、マレーシアに進出してきたこと。
マレーシアでも麺は手打ちで、だしも毎朝取っていること。
博多うどんは讃岐うどんと違って、麺がやわらかめであること。
実際食べてみると、麺のやわらかさといい、だしの優しい感じといい、懐かしい感じが。
実家で食べていたうどんが、こんな感じだったのを思い出しました。煮込みうどんが多かったので、麺も消化に優しい感じだったんです。
お腹も心も満たされ、帰路についたのでした。
お店の情報
「一優亭」さんがあるのは、Bukit Bintangのショッピングモール、「Lot10」の「J’s Gate Dining」です。
「J’s Gate Dining」自体の営業時間は昼11時から夜11時までですが、店によっては夜9時を待たずして閉まるところも。一優亭さんは、夜9時の時点ではまだ開いていました。
まとめ
この記事では、KLのうどん屋さん、「一優亭」をご紹介しました。
そういえば帰り際に、お店にあったマレーシアの日本人向け情報誌を全部くださいまして、これは職場の日本語学校で学生が読めるようにしています。
一優亭さん、本当にありがとうございました!