今回は、電子書籍のデメリットについて、Q&A形式で記事を書いてみました。
「紙の本が好きだけど、電子書籍も気になる。でも、あれこれ疑問があってなかなか一歩を踏み出せない……。」という方、ぜひご一読ください。
【1】紙の書籍のほうが記憶に残りやすいって聞いたけど……。
「紙の書籍のほうが電子書籍よりも記憶に残りやすい」という研究結果があるそうです。
But some studies suggest that there may be significant advantages in printed books if your goal is to remember what you read long-term.
(TIME.com Do E-Books Make It Harder to Remember What You Just Read? より引用)
なので、本の内容を「記憶」することが目的なら、紙の本を選んだほうがいいのかもしれません。
でも、個人的には、それでもいいんじゃないかと思っています。読書の目的は本の中身を記憶することだけではないからです。
小説を読んで、ちょっと感動したいとか、自己啓発本を読んで、ちょっとやる気になりたいとかいう場合もあります。
また、わたしが最近購入したのは、パソコンの操作(文字入力など)を効率よく行うハウツー本。丁寧に手順が書いてあるので、本の説明通りにパソコンを設定すれば「効率化」という目的は果たせます。
読書の目的によって、紙の本と電子書籍をうまく使い分けるのが正解なのかもしれませんね。
【2】書き込みできないのでは?
電子書籍でも、線を引いたり、メモを取ったりすることは「一応」できます。
線を引くだけであれば紙の本とさほど変わらない感覚。
線の方ですが、わたしが持っているKindle端末だと、こんな感じになります。線を引く際の動作は少し遅いのですが。
メモについては、同じ画面に表示できないので、紙の本に完敗だと思います。
下の写真をご覧ください。(小さい四角に囲まれている)「1」がメモの位置なのですが、そこをタップして表示させることになっています。
まあ、書き込みについては紙の本のほうが格段にしやすいです。
【3】目に悪いのでは?
電子書籍が目に悪いかどうか。スマホやタブレットなら明らかに目に悪そうです。わたしも昔はiPadで読んでいましたが、目がショボショボするのでやめました。
今は、もっぱら専用端末で読んでいます。
これなら白黒なので、紙の本と変わらない感覚で読めてしまいます。
【4】貸し借りが難しいのでは?
電子書籍の場合、紙の本と違って、貸したり借りたりすることがかなり難しいです。
貸そうと思うと、自分の持っている端末ごと渡すことになります。相手の持ってるスマホで……となると、自分のIDとパスワードを渡すことになって、いろいろ問題がありそう。
まあ、もともと貸したり借りたりする前提では作られていないので、仕方がないですね。
【5】プレゼントするのも難しいのでは?
プレゼントも難しいです。アメリカのAmazonだと、Kindle本を他の人のアカウントにプレゼントできるようですが、日本ではまだできないようです。
せいぜい、「Amazonギフト券」を贈って、おすすめの本を紹介するかですね。
楽天koboの本をプレゼントする場合だと、「楽天ポイントギフトカード」が使えます。
しかし。さすがにプレゼントが目的となると、紙の本のほうが「受け取った」とリアルに感じられます。なので、電子書籍よりもいいのかもしれません。
【6】著者のサインがもらえないのでは?
これは冗談半分ですが、著者のサインも、電子書籍自体にはもらえません。
先日、プロブロガーのヨスさんの本が出たので、すぐに電子書籍版を購入しました。
買ったで。試し読み用のサンプルちゃうで。#光速仕事術 #読むの楽しみ pic.twitter.com/sfLYBGrYUi
— Sato (@satotasdotcom) 2018年4月19日
ヨスさんとは仕事の関係もあり、一時帰国のたびに会っているので、次回はサインをお願いしようと思っているのですが……。
どこにサインしてもらうかが問題です。Kindle端末の裏にしてもらうぐらいかなあ、と思っています。
とか思ってたんですが、結局、紙の本を買ってしまいました。応援の意味も込めてるので問題なし!
「うどん県に行ってきましたクッキー」は見たことないのですが、「うどん県に行ってきました効率化本」をゲットできました。#光速仕事術 #貴重すぎる #うれしすぎる #ヨス重版おめでとう pic.twitter.com/W5dLPIAL0s
— サト🇮🇩インドネシアで日本語学校設立 (@satotasdotcom) 2018年6月15日
まとめ
というわけで、電子書籍にまつわる疑問を解消すべく、この記事を書いてみました。
やはりというかなんというか、紙の本が優れている点もあります。
しかし、海外に住んでいるわたしの場合、紙の本を買うという選択肢はないことがほとんどです。
電子書籍は記憶に残らないと言われていても、読まないよりは読んだほうが絶対に何か得るものがあります。また、貸し借り、プレゼントができなくてもそんなに困りません。
そんなこんなで、これからもKindleのお世話になることは間違いありません。