[インドネシア]「Pungli」って何?




サト
こんにちは! インドネシア語学習歴21年、インドネシア滞在歴9年のサトです。

この記事では、インドネシアで問題になっている「Pungli」をご紹介します。

 

Pungliとは?

まず、「Pungli」とは何か、ご説明しますね。

これは「Pungutan Liar」の略で、かんたんに言うと、「不当な金銭(おもにワイロ)の要求」です。

 

わたしと友人のケース

この「Pungli」ですが、わたしにとっても全く他人事ではありません。

わたしの町の空港で、入管の係員に、何回かお金を要求されたことがあるんです。

初めて要求されたのは、2011年。

そのときは堂々と請求してきていました。

サト
そして、払わないと出国させてもらえなかったので、泣く泣く支払いました……。

わたしだけならまだいいんですが、2013年に遊びに来てくれた友人が入国するときに賄賂を要求されたとか!

友人が支払いを渋っていたら結局払わずに住んだらしいのですが……。

入国前から印象を悪くするようなこと、せんといてください!

それから、外国人がインドネシアに済む際には、色々な役所で手続きが発生するのですが、ここでも請求書の出ない費用が多々発生していました。

 

改善のきっかけ

なかなかひどい状況だったのですが、ここ数年でかなり改善されてきています。

きっかけは、2016年に大統領自ら、「Pungli」撲滅のために、インドネシア各州の知事に対して、具体的な指示を出したこと。

「Pungli」撲滅のための組織「Saber Pungli」もできました。

それだけではなく、市民が「Saber Pungli」に「Pungli」を報告する手段も充実。

電話やSMSはもちろん、スマホのアプリまでリリースしているという徹底ぶりです!

サト

アプリはAndroidだけみたいですけど。

 

効果バツグン!

「Pungli」撲滅が大統領の肝いりのプロジェクトだからか、その効果は、地方でも実感できています。

たとえば、空港のイミグレで最後にワイロを要求されたのは数年前。

そのときも、イミグレの係員はかなり遠慮がちに、小さい声でお金を無心してきていました。

おそらく、すでにワイロの要求がやりにくくなっていたのでしょう。

サト

聞こえないふりして何度も聞き返していたら、あきらめて通してくれました。

また、役所でのワイロも、以前は3か所で払っていたのですが、今では1か所のみになりました。

これも、そのうちなくなるだろうと期待しております。

 

行き過ぎと思われるケースも

そんな、息も絶え絶えな?「Pungli」ですが、行き過ぎと思われるケースもありました。

それも、わたしの職場(国立大学)で。

とある先生が、自分が出した本を学生に販売したところ、なんと半年間の停職処分を食らってしまったんです!

自分の本を学生に売るのって、回数とか金額に関係なく、絶対にダメなんだそうです。

国立大学だと、先生も公務員なので、それも関係しているのかも知れません。

これはさすがに厳しすぎるなあ、という印象です。

サト

わたしも学生時代は先生の本を買ってましたよ。しかも、同じような本2冊……。

ただ、大統領自ら「インドネシアの文化」と言うぐらい根付いていたワイロ。

それを撲滅するためには、ショック療法も必要なのかも知れません。

 

まとめ

この記事では、インドネシアで問題になっている「Pungli」をご紹介しました。

ここ数年で状況は確実に改善されてきているので、3年後ぐらいには「そう言えば昔はワイロなんてのもあったなあ」と振り返れることを期待しております!