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アジア大会の報奨金に見るインドネシアの「本気度」

サト
こんにちは! インドネシア語学習歴20年以上、インドネシア滞在歴9年のサトです。

2018年、インドネシアではアジア大会が行われていたのですが、その報奨金が凄まじかったので、シェアします。

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この記事を書いた人

サトと申します。

学生時代はインドネシアに留学。
2011年には運だけでインドネシアに日本語学校を設立しました。

10回以上の一時帰国を経て、日本滞在中に使うスマホのSIMを探すのが趣味になっています。あとeSIMの研究も大好物です。

よろしくお願いいたします!

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日本の場合

日本の場合、競輪などで金メダルを取ると、JKA(競輪などを管轄する公益法人)から最大500万円の報奨金が出ます。

 

また、陸上競技で金メダルを獲得した場合、日本陸上競技連盟から100万円が支給されることになっています。

リレーの場合は、200万円を出場メンバーで分けるそうです。

(参考:アジア大会優勝で100万円を支給 日本陸連が報奨金

 

日本の場合、報奨金をどうするかは各連盟などに一任されている模様。

eスポーツに至っては、会見を開いたものの、「報奨金のことは聞いてくれるな」というスタンスだったそうです……。

 

インドネシアの場合

では、インドネシアの場合を見ていきましょう。

インドネシアの場合は、種目に関係なく、成績によって決まった金額が支給されます。

 

個人種目の報奨金は、↓の通り。

 

個人種目の報奨金

  1. 金メダル: 15億ルピア(1,100万円強)
  2. 銀メダル: 5億ルピア(380万円弱)
  3. 銅メダル: 2.5億ルピア(190万円弱)

 

また、団体種目の報奨金は、↓の通りです。

 

団体種目の報奨金

  1. 金メダル: 7.5億ルピア(560万円強)
  2. 銀メダル: 3億ルピア(220万円強)
  3. 銅メダル: 1.5億ルピア(110万円強)

 

サト
あ、団体種目の報奨金は、総額ではなく、ひとり当たりに支給される金額です!

 

個人・団体ともに、日本の報奨金がかすむぐらいの金額ですね……しかも、これ、非課税なんですって!

さらに、大統領自らが報奨金を授与するという熱の入れよう。

開催国であるインドネシア、かなり気合いが入ってます。

これを見て、「わたしもスポーツ選手を目指してがんばろう!」と思う子どもも、少なからず出てくるんじゃないでしょうか。

しかし、インドネシアの本気度は、こんなもんじゃありません。

 

トレーナーとアシスタントにも報奨金が!

インドネシアがどれぐらい本気なのかというと……。

メダルを獲得した選手のトレーナーと、そのアシスタントにまで報奨金を出しているのです!

気になる金額を見ていきましょう。

 

まずは、トレーナーから。

トレーナーの報奨金(個人またはペア)

  1. 金メダル: 4.5億ルピア(330万円強)
  2. 銀メダル: 1.5億ルピア(110万円強)
  3. 銅メダル: 7,500万ルピア(55万円強)

 

トレーナーの報奨金(団体競技)

  1. 金メダル: 6億ルピア(440万円強)
  2. 銀メダル: 2億ルピア(150万円強)
  3. 銅メダル: 1億ルピア(75万円強)

 

そして、指導した選手が2つ以上メダルを獲得した場合の報奨金も決められています。

メダル2つ目以降の報奨金

  1. 金メダル: 2.25億ルピア(170万円弱)
  2. 銀メダル: 7,500万ルピア(55万円強)
  3. 銅メダル: 3,750万ルピア(28万円強)

 

次に、アシスタントの報奨金は、↓の通りです。

トレーナーのアシスタントの報奨金(個人またはペア)

  1. 金メダル: 3億ルピア(220万円強)
  2. 銀メダル: 1億ルピア(75万円強)
  3. 銅メダル: 5,000万ルピア(37万円強)

 

トレーナーのアシスタントの報奨金(団体競技)

  1. 金メダル: 3.75億ルピア(280万円強)
  2. 銀メダル: 1.25億ルピア(93万円強)
  3. 銅メダル: 6,250万ルピア(47万円弱)

 

メダル2つ目以降の報奨金

  1. 金メダル: 1.5億ルピア(110万円強)
  2. 銀メダル: 5,000万ルピア(37万円強)
  3. 銅メダル: 2,500万ルピア(19万円弱)

 

報奨金で何ができる?

報奨金で何ができるか、というのも大切ですよね。

例えば、わたしのインドネシアでの1か月の生活費は、だいたい23,000円ぐらい。

わたしはスーパーで買い物するので、これでもコストがかかっている方です。

それでも、一番安い報奨金(19万円弱)で、8か月間、生きていけることになります。

わたしの場合、家賃は無料なので、実際にはもう少し短くなるかも知れませんが。

また、インドネシアでは、定期預金の金利がで年間6.5%ほどあります(記事執筆時点)。

例えば、一番高い報奨金である1,100万円を定期預金にした場合を考えてみましょう。

利息の計算式

1,100万円  x6.5% x 0.8 = 57万円

 *0.8をかけているのは、税金が2割かかるため

年間57万円=月々47,500円ぐらい利息として得られるので、余裕で暮らしていけます

サト
物価と、利息が今のままであれば、という話ですが。

とにかく、報奨金をかなり奮発しているのは間違いありません。

まとめ

この記事では、アジア大会でインドネシアが出した報奨金をシェアしました。

選手として活躍した場合はもちろん、一線を退いたとしても、トレーナーとして結果を残せばこれだけの報いがあるということを示しています。

そこにも、インドネシアの本気を見た気がしました。

 

 ご参考になれば幸いです!

 

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