この記事では、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』という本をレビューします。
発行部数は20万部を超え、話題になっている本でもあります。
本を手にとった経緯
まず、本を手にとった経緯をご説明しますね。
わたしはインドネシアで日本語学校を作るのが夢だったのですが、それを叶えました。
でも、やっぱり楽しくないこともあるんですよね。
試験作りとか、試験監督とか、試験の採点とか。あと、もろもろの事務作業も……。
なので、たまにこんなことを思ってモヤモヤすることもあります。
授業は楽しくて仕方ないんですけどね。
そして、ちょうどインドネシアの連休中に、何か本でも読もうかと思ったときに、この本が発売されたわけです。
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』。
この本を読めば、モヤモヤを解消できるかもしれない。
そんな思いでポチりまして、一気に読んでしまいました。
心に残っているポイント
わたしが『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んで、心に残っているポイントは3つあります。
- 人生を変えるのに、自分を変える必要はない
- 人生を変えるハードルを極限まで下げている
- ほかの本にありがちな落とし穴をカバーしている
ひとつずつ、見てみましょう。
人生を変えるのに、自分を変える必要はない
よく耳にする名言に、「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」というのがあります。
でも、自分を変えるのってなかなか難しいですよね……。
この本で、著者の八木さんは、次のように書いています。
「やりたいこと」を見つければ、人生が変わる
八木 仁平著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(2020年 KADOKAWA)より引用しました。
逆に言うと、人生を変えるのに、自分を変える必要はないということですね。
実際、次のように、自分を変える努力よりも、自分を活かす努力の重要性を説いています。
「自分を変える努力」は今後一切必要ありません、「自分を活かす努力」を始めましょう。
八木 仁平著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(2020年 KADOKAWA)より引用しました。
自分自身をしっかり理解して、自分のやりたいことを見つけて、自分を活かす。
これならできそうな気がしませんか?
自分を変えることを思えば、楽勝じゃないでしょうか。
そして、やりたいことを見つけて人生が変われば、(自分は変えらなくても)未来は変えられるということになります。
ちなみに、次に書きますが、この本は自分自身をしっかり理解する方法も教えてくれます。
人生を変えるハードルを極限まで下げている
この本では、次の3つを考えることで本当にやりたいことを発見できるようになっています。
- 大事なこと
- 得意なこと
- 好きなこと
①〜③それぞれ、ワークに取り組む(質問に答える)ことでたどり着くことができます。
そもそも、「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」の違いって何? と思われるかもしれませんね。
その点は、切り口を変えて何度も丁寧に説明してくれているので、ご安心を。
なぜこの順番なのかもしっかり説明があるので、納得して取り組めます。
質問に答えられないときに使えるテクニックや、ヒントになる参考資料も充実。
やりたいことを見つけるハードルを極限まで下げていると言えます。
言い換えれば、人生を変えるハードルを極限まで下げているということですね。
ほかの本やメソッドの落とし穴をカバーしている
この本では、ほかの本やメソッドにありがちな落とし穴ーをしっかりカバーしています。
著者の八木さんが、300冊以上もの本を読み、セミナーにも参加しまくった上でまとめただけのことはあります。
例を3つほど見てみましょう。
やりたいことを見つけるのに必要なことが1つか2つ
例えば、この本によれば、やりたいことを見つけるのに次の3つが必要なわけですが……。
- 大事なこと
- 得意なこと
- 好きなこと
他の本だと、3つのうちの1つか2つしかカバーしていないんだそうです。
「時間やお金の制約がなかったら、何をしたいですか?」という質問
また、やりたいことを探す質問として、こんなのを聞いたことありませんか?
「時間やお金の制約がなかったら、何をしたいですか?」
八木さんは、この質問の効果を疑問視しています。
実際には様々な制約があります。その制約を外して思考できるなら、そもそも「やりたいこと」が分からなくて悩むということはありません。
八木 仁平著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(2020年 KADOKAWA)より引用しました。
もちろん、疑問視するだけでなく、「やりたいこと」を見つける手順を説明してくれています。
「成功体験を思い出しましょう」という提案
それから、得意なことを見つけるのに、よくあるのが「成功体験を思い出しましょう」という提案。
でも、成功体験なんで、そうそうあるものではありません。
たしかにその通り……。
八木さんは成功体験ではなく、他のとある体験を思い出すことをワークにしています。
読んだあとの変化
わたしはワークにしっかり取り組んだわけではありません。
が、これやっていけばたぶん日本語教師か外国語教師にたどり着くな、と思いました。
また、次の箇所を読んで、安心しました。
やっている仕事の全部が楽しい、全部辛いということは、ほぼあり得ません。
八木 仁平著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(2020年 KADOKAWA)より引用しました。
「そんなん当たり前では……」と思われるかもしれませんね。
でも、やりたいことの見つけ方について、本を出したぐらいの方の発言なので、やっぱり安心してしまったんですよ。
やりたいことを改めて確認できましたし、モヤモヤの原因も解消。
無料で内容を知る方法
というわけで、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』はものすごくおすすめできる本です。
「でも、実際に買ってみて自分に合わなかったらどうしよう……。」
……と思っているかもしれませんね。
方法は、次の2つです。
- Kindle Unlimitedの無料体験
- Audibleの無料体験
順番に見ていきましょう。
Kindle Unlimitedの無料体験
まずは、Kindle Unlimitedの無料体験です。
Kindle Unlimitedは、Amazonの電子書籍読み放題サービスですね。
Kindle Unlimitedには次のメリットがあります。
- 30日間、無料体験ができる
- 無料体験期間中に解約すれば、料金は発生しない
本書も読み放題の対象なので、無料体験を利用すればお金を払わなくても読めてしまうわけです。
ただ、読み放題の対象は入れ替わることがあります。
実際、本書も以前読み放題だったのが一時対象から外れ、また対象になっています。
明日には、また読み放題の対象ではなくなっているかもしれません。
ちなみにKindle Unlimitedの解約方法は、↓の記事にまとめてあります。
Audibleの無料体験
無料で本書の内容を知る方法、もうひとつはAudibleの無料体験です。
Audibleというのは、本の内容を読み上げた音声が聞けるサービスですね。いわば「聞く本」ですね。
この無料体験で、本書の内容をすべて把握することができます。
しかも、 「聞く」だけではありません。
本書の中の図や参考資料(90点以上)も見ることができるんですよ!
次の画像のとおりです。
聞いて満足すればそれでよし、文字で読みたくなったら本を買ってもよし。
Audibleも、30日の無料期間中に解約すればお金は1円もかからないので、ゼヒ↓のボタンからお試しくださいね!
【追記】中田敦彦さんのYouTubeチャンネルでも紹介されている
本書ですが、中田敦彦さんのYouTubeチャンネルでも紹介されていますので、よろしければご覧ください。
約40分と、なかなかのボリュームですが。
まとめ
この記事では、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(八木仁平著)をレビューしました。
わたしの場合、人生が変わるとまでは言いませんが、間違いなく生活は変わりそうです。
モヤモヤが晴れたので。
今度、時間を取ってワークにも取り組んでみようと思います。
また、この本は、次のような場合におすすめです。
- 就職活動で自己分析をしても、やりたいことが見つからない
- とりあえず会社に入ったけど、やりたいことが分からない
- 夢を叶えたものの、本当にやりたいことなのか自信がない
ぜひ手にとってみてくださいね!