今回は、ジャカルタ空港鉄道の「Flexi Ticket」をご紹介します。
ジャカルタ空港鉄道の「Flexi Ticket」とは?
では、まず、「Flexi Ticket」の概要をご説明しましょう。
Railink社(ジャカルタ空港鉄道を運営)の公式インスタには、こんな写真があります。
ネットで事前に購入しておくチケットですが、今までのチケットは日付も時間も指定して購入する必要がありました。
この「Flexi Ticket」は、「仮に飛行機が遅れても、チケットは無効にならず、同じ日なら電車に乗れる」というところが最大の売りになっています。
フレキシブル(柔軟)に行動できるということで、「Flexi Ticket」という名前がついているようです。
ちなみに、運賃は従来のものと同じ。スカルノハッタ空港⇄BNI Cityなら、70,000ルピアです。
「Flexi Ticket」の注意点
これはいいのが出たなあ、と思いつつ、よくよく説明を読むと……。あまりメリットはなさそうです。
というのも、こんなことになっているからなんです。
- ネットで購入
- コードが入ったメール受信
- 駅の券売機でコード入力
- 同じく券売機で時間指定・チケット入手
どういうことかというと、ネットで日付の指定はできても、時刻の指定ができないということなんです!時間の指定は、駅の券売機でしないといけない。
実際、ネット予約をしてみましたが、やはり時刻指定はできませんでした。
下の写真は予約確認画面ですが、「Flexi Time Information」のところは日付のみとなっています。
こんな感じなので、予約無しで初めから駅の券売機で買えばいいのでは……と思ってしまいます。
「Flexi Ticket」のメリット
では、この「Flexi Ticket」、メリットはないのかというと、そういうわけでもありません。微妙にメリットがあります。
ムリヤリ絞り出した感が否めませんが……。
確実に支払える
まず、先払いなので、当日券売機で試してみたらカードが使えなかった、なんて事態が防げます。
時間指定ができるチケットでも、予約すれば同じメリットがあるのですが、遅れるとチケットがパーになるようなのでおすすめできません。
券売機での操作が減る
それから、券売機でカードを出したり、暗証番号を打ち込んだりする必要がなくなります。
と言っても、それを事前にネットでやっているだけだし、結局コードを打ち込まないといけないので、あまりメリット無いかもしれませんが……。
少なくとも、落ち着いてそのあたりの操作ができることは間違いありません。
「Flexi Ticket」について個人的に思うこと
「Flexi Ticket」について、「あまりメリットはない」と書いてしまいました。
やっぱり、時間指定できて、その時間どおりなら券売機スルーでも乗れるという感じでないと、なかなか「使おう」という気は起こりません。
というか、チケットの種別なんてなくして、時間指定と変更ができるようにすればいいと思うんですけどね。なかなか難しいのかな……。
まとめ
今回は、ジャカルタ空港鉄道の「Flexi Ticket」をご紹介しました。
ちなみに、ジャカルタ空港鉄道のあれこれについては、別に記事にまとめてありますので、よろしければどうぞ。
ご参考になれば幸いです!