今回は、『みんなの日本語』などのことばを何課で習う(ことになっている)かを一瞬で調べる方法をご紹介します。
職場によっては「未習語彙をぜったいに使ってはいけない」というところもあるようなので、事前に調べておくのに役立つはず。
もちろん、教科書の巻末の索引を使うという手もあります。調べる語彙が1つか2つくらいならそちらの方が早いかもしれません。
OJADというサイトを使おう
とある語彙が何課で出てくるかを調べるには、OJADというサイトが便利です。
このサイトは、本来はアクセントを調べるためのものなのですが、語彙を何課で提出する(ことになっている)かも調べることができるんです!
ちょっと見てみましょう。トップページ左側の「OJAD 4機能」にある「単語検索」をクリック(またはタップ)します。
すると、こんな画面が。
いろいろな条件を設定できますが、語彙が何課で出てくるかを調べる場合、「オプション」の「教科書と難易度」を「非表示」から「表示」に変更しておきましょう。
あとは、検索窓に調べたいことばを打ち込んで、「実行」をクリック(もしくはタップ)!
すると、画面の下に、検索結果が出てきます。
拡大してみましょう。
「み初15」「み初(2)14」と出てきていますね。
「み初15」は『みんなの日本語初級』初版の15課、「み初(2)14」は『みんなの日本語初級』第2版の14課、ということです。
さらに。お気づきかと思いますが、『みんなの日本語』だけでなく、様々な教科書に対応しているんですね。その教科書たちを書き出してみます。
- みんなの日本語
- みんなの日本語 第2版
- テーマ別中級
- テーマ別上級
- 初級日本語
- 中級日本語
- 標準日本語 初級
- 標準日本語 中級
- げんき会話・文法編
- JBP I
- JBP II
- JBP III
- まるごと入 かつどう
- まるごと入 りかい
- WADAIKO
- ひろこさん1
- ひろこさん2
- かんじ(一)
- できる日本語 初級
- できる日本語 初中級
わたしはその昔、複数の教科書の語彙をぜーんぶExcelに打ち込んで検索していたのですが、そんなことをする必要がなくなったということですね。すばらしい。
ちなみに、『まるごと』をお使いの場合は、「まるごとのことば」というサイトのほうがよさそうです。
「OJAD」は『まるごと』の「入門/A1」レベルにのみ対応しているのですが、『まるごとのことば』だと「初級2/A2」レベルまで調べることができます。
まとめ
今回は、『みんなの日本語』などのことばを何課で習う(ことになっている)かを一瞬で調べる方法をご紹介しました。
インターネットの環境があればどこでもすぐに調べることができます。
ご参考になれば幸いです!