この記事では、インドネシア語とイラストを活用した日本語の日付の覚え方をご紹介します。
ちなみに本記事は、インドネシア語版*もあります。*外部サイトに移動します。
日本語の日付
日本語学習者にとっては、日本語の日付って、罰ゲームかと思うぐらい覚えにくいと思います。
「ついたち」「ふつか」「みっか」と、いきなり「いち」「に」「さん」とは似ても似つかぬ形が並ぶわけです。「とおか」までそんなのが続き、しばらくすると「はつか」なんてのもありますね。
インドネシア語だと「tanggal 1, tanggal 2, tanggal 3…」と、いたってシンプルなのに……。
ちょっと同情すら覚えます。
というわけで、覚え方を考えてみました。
1日
まず、1日です。「1」羽の青い鳥がさえずっている姿を想像してください。
さえずり=英語でTwitterだそうで。あのSNSは、インドネシアでももちろん大人気です。
なので、1→Twitter→ついたち、という具合です。
実はインドネシアでは「ツイッター」ではなく「トゥイットゥル」という感じの発音になるので、冒頭からいきなり苦しいのですが……。
2日
次は2日です。フットサルに興じる「2」人を想像してください。
サッカーではなく、フットサルです……。
フットサルはインドネシアでも「Futsal」と綴ります。
2人でフットサル(Futsal)をしているので、2→fut→ふつか、と連想できればしめたものです。
3日
3日です。インドネシアでは地方によって、Trio(3人組のアーティスト)の生演奏が楽しめるレストランがあります。
そのトリオ用のマイク「3」本をイメージします。
インドネシアで「マイク」は「mic」とよく呼ばれています。「ミッ(ク)」という感じの発音です。
3→mic→みっか、ということでいかがでしょうか。
4日
4日です。日本同様、インドネシアでも、ヨーグルトのミニカップが「4」つ1セットで販売されています。日本だと3つ1セットもあるか……。
インドネシアでも「ヨーグルト」は「yoghurt」と、「ヨ」で始まります。
4→yo→よっかということですね。
5日
5日。下の地図は、5大陸がITでつながっている、というイメージです。
5→IT→いつか。ちょっと苦しいでしょうか。
6日
6日は、かなり強引です。
下の「6」のところどころにある◯は、真珠です。
真珠はインドネシア語で「mutiara」。
6→mu→むいか。うーん、我ながらしんどい。
一応真珠の数を6つにし、インドネシア語で「6」を表す「enam」の「m」を赤くしてなんとか結びつけやすくしたつもりなので、ご容赦を……。
7日
7日は、なかなかいい覚え方ではないかと思います。
インドネシアにも出回っている、携帯のnano-SIMカード。
これが7枚、「7」の形に並んでいるところをイメージしてください。
7→nano→なのか、 “Nano” ditambah “ka” jadi “Nanoka”, tanggal 7 dalam bahasa Jepang.
ただし、micro-SIMなど、他のSIMカードと間違えると大変なことになるので、そこだけご注意を!
あくまでnano-SIM限定です。
8日
8日は、再びヨーグルトの出番です。
下の絵のように、頭の中でヨーグルトが8つ並べてみてください。
8→yo→ようか。なのですが、「よっか」と混乱するかもしれません。
4つ並べるより8つ並べた方が長くなるので、音も長くなる、ということでいかがでしょうか。まあ、全くのこじつけですが。
9日
9日です。これは下の絵が何に見えるかにかかっています。
というより、ココナッツだと思ってください。
9→Coco→ここのか。インドネシアでもCocoは「ココ」と読みます。よかった。
カレー屋のCoCo壱番屋がインドネシアに進出したら、インドネシア語読みにならって「CoCo」の部分は「チョチョ」と読まれてましたし。
10日
10日。これまた、苦しまぎれですみません……。
10の「1」に「t」を埋め込んでみました。
10→t0→to→とおか、ということでご勘弁を。
20日
これはもう、おまけみたいなもんです。
インドネシアはスマトラ島、パダンという町にあるブン・ハッタ(Bung Hatta)大学。
この大学が設立されたのは1981年4月20日なんだそうです。
ちなみにHattaというのは初代副大統領のお名前です。
20日→Bung Hatta→Hatta→hat→はつか。
ありがとうございました。
一応、元副大統領の名前をこんなことに使って大丈夫か、と同僚の先生に聞いてみたところ、問題ない、とのことでした。おおらか。
まとめ
そんなわけで、上で使った絵をまとめてみました。20日以外。
強引なのもありますが、丸暗記するよりは、はるかにマシだと思います。