この記事では、2000年当時のインドネシア(ジャカルタ近郊)の物価を、実例とともにご紹介します。
なぜ2000年?
そもそも、なぜ2000年の物価か、ということですが、2000年はちょうどわたしがインドネシアで留学していた年なのです。
当時の日記を読み返しつつ、記憶も掘り起こしつつ、書いてみました。
ちなみに、レートは、日記にあった1円=75ルピアを採用しています。
また、情報が多すぎるので、↓のものに絞っています。
- 個人的に衝撃を受けたもの
- 2018年現在の物価とかんたんに比べられるもの
では、見ていきましょう!
安さに衝撃を受けた例
まずは、安さに衝撃を受けた例から。3つあります。
【1】学食のナシゴレン
2000年当時、わたしは、ジャカルタ近郊にある国立大学に留学していました。
その学食のナシゴレンのお値段は、2,500ルピア(33円弱)でした。
今はわたしはジャカルタ(近郊)には住んでいないのですが、地方都市の大学の学食でも、ナシゴレンは8,000ルピアはします。
メニュー名が「8,000ルピアのナシゴレン」なので、安さをアピールしているはず。
単純な比較はできませんが、ルピアベースだと3倍にもなっているわけですね!
まあ、ルピアがかなり安くなっているので、8,000ルピアも円換算すると60円。「なんや、上がった言うても2倍弱か」となってしまいますが。
【2】水(ペットボトル)
次に、水を見てみましょう。「AQUA」というブランドの、ペットボトル入りの水です。
600mlと1500mlのものがあるので、表にしてみました。
2000年 | 2018年 | |
---|---|---|
600ml | 0o500ルピア(7円弱) | 3,000ルピア(22円強) |
1500ml | 1,000ルピア(13円強) | 5,000ルピア(37円強) |
ルピアだと、それぞれ5〜6倍もの値上がり!
円換算しても、それぞれ約3倍値上がっていることになります。
【3】日本のマンガ
最後に、日本のマンガですが、留学当時は1冊7,500ルピア(100円)でした。
それが今や、1冊20,000ルピアが相場に。3倍弱になっています。
日本円にすると20,000ルピア=150円弱なので、1.5 倍程度に落ち着いてしまうのですが。
高さに衝撃を受けた例
さて、ここまで「安さ」に衝撃を受けた例を見てきましたが、次は「高さ」です。
【1】日本への電話代
留学当時、日本にはあまり電話をしていなかったのですが、4分電話して40,000ルピア(530円強)という記録が残っていました!
今は携帯で電話しても1分1,500ルピア*で済みますし、例えばLINEの音声通話は1分0.3MBぐらいの通信量なので、もっと安くなります。 *telkomselの場合
ちなみに、当時は携帯も高かったので、電話屋(Warung Telepon/Wartel)から電話してました。
その携帯ですが、いくらぐらいだったのでしょうか。
【2】携帯の初期費用
携帯の初期費用は、150万ルピア。2万円もしたことになります!
おそろしすぎる……。
もちろんスマホなんてなく、通話とSMSのみの、いわゆるガラケーです。
今やスマホでなければ10万ルピア(以下で本体が買える時代。SIMカードを含めても、10万ルピア(750円弱)あれば携帯を使い始めることができます。
これはインドネシアのみの特殊事情ではないのですが、ものすごい変化ですね。
ちなみに通話料などは、わかりません。当時は2万円もの初期費用を払えなかったんです……。
ボツにした例
あとは、ボツにしてしまった例も、せっかくなのでご紹介します。
- 散髪1回7,500ルピア(10円)
- バンドンのハイアット1泊40万ルピア(5,300円強)
- ガソリン1リットル1,000ルピア(13円強)
散髪の7,500ルピアは、個人経営の店での値段。今わたしはインドネシアで切るときはチェーン店なので、個人経営の店の値段がわからないんですよね……。
また、バンドンのハイアットですが、もうハイアット自体がなくなってしまっている(アルヤドゥタになった?)ようなので、こちらも比較ができませぬ。
ガソリンはガソリンで、昔は補助金がたっぷりありましたしね……。
まとめ
この記事では、2000年当時のインドネシア(ジャカルタ近郊)の物価を、実例とともにご紹介しました。
話のネタにでもしていただければ幸いです!