今回は、『味つけは しょうゆ、砂糖、塩だけ! 』というレシピ本をご紹介します。
『味つけは しょうゆ、砂糖、塩だけ! 』とは?
その名の通り、しょうゆと砂糖と塩だけで味付けをするレシピが満載の本です。
なんて声も聞こえてきそうですね。
ちょっとここで見ていただきたい箇所があります。
戦前の家庭料理のレシピには、次のように書かれています。(中略) ご覧の通り、煮魚も、きんぴらも、肉じゃがも調味料はしょうゆと砂糖だけ。だし汁も酒もみりんもなし。(『味つけは しょうゆ、砂糖、塩だけ! 』より引用)
わたしはなんとなく、だし汁や酒やみりんは遠い昔から和食に使われてきたと思っていたのですが、それは戦後からの話だとわかってビックリ。
ちょっとこの本に載っているレシピを書き出してみます。
- 関西風牛丼の具
- 肉じゃが
- 筑前煮
- 鶏の照り焼き
- かれいの煮つけ
- 肉豆腐
- 親子丼の具
- 牛肉のしぐれ煮
- にんじんのきんぴら
- なすと牛肉の柳川風
どうでしょう? メジャーどころ(?)はカバーできているのではないでしょうか。これはもちろん、ほんの一部です。
こちら、肉じゃがの材料です。「調味料」欄に書いてあるのは「サラダ油、砂糖、しょうゆ、水」。いたってシンプルですね。
特に海外で生活していると、みりんや出汁(だし)、酒などを手に入れるのが難しい、または手に入っても高いということがありますよね。
でも、しょうゆと砂糖と塩だけで日本食が作れるなら、試してみたくなりませんか?
わたしの友人(日本語教師)なんかは、海外赴任の際、スーツケースの半分は調味料で埋め尽くされるんだとか。
肝心の味は?
調味料が3つだけだと、なにか物足りない感じの味になるのではないかと心配されているかもしれませんね。わたしもそうでした。
しかし。自分でも親子丼や肉じゃが、鶏の照り焼きなどを作ってみたところ、全く違和感なく、おいしく食べられました!
まあ、見た目はあれなので写真はとってません。
しょうゆの入手方法
海外に行っても、砂糖と塩はおそらくどこでも手に入るでしょう。そうなると、問題はしょうゆ。
わたしの場合、以下の方法で手に入れています。
- 日本からの輸入物を買う
- しょうゆっぽいものを買う
- 日本で買う
日本人が2-3人しか住んでいないと思われるわたしの町でも、キッコーマンのしょうゆは売っています。1升(1.8リットル)で1,000円弱と、若干高めですが。
また、しょうゆっぽいSoy Sauceもあります。
これは「Dark」と書いてあるだけあって、料理は全体的に黒くなりますが、味はふつうのしょうゆとほぼ変わりません(わたしの舌・談)。
まだ赴任前で、赴任先の情報も取れないということであれば、日本で買って持っていくのが確実ですね。
まとめ
というわけで、海外生活をより豊かにしてくれるレシピ本、『味つけは しょうゆ、砂糖、塩だけ! 』をご紹介しました。
電子書籍(Kindle)版もあるので、「調味料は揃ってるけど本が手に入らない!」という方も、スマホのアプリやKindle端末で気軽に読むことができます。
本当にいい時代ですねえ。